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店を出ると、空は薄っすらと赤く染まり始めていた。
｢もういい時間だけど、どうする？ そろそろお開きにする？｣
伸びをしながら智くんに訊ねる。俺は明日は午後からなので時間を気にする必要はなかったが、智くんはそれなりに早かったはずだ。
｢んー、もういっこ行きたいとこあるんだけど、いい？｣
｢俺はいいけど…大丈夫？ 慣れないヒールで歩いて、疲れちゃったんじゃない？｣
｢まあ、ちょっとね。歩けなくなったらおんぶでもしてよ｣
｢ふふ、了解です｣
電車に乗らなきゃ行けない場所だから、という彼の後について駅まで歩く。
冷たい風が通り抜ける首もとが寒そうで、自分のマフラーを外して智くんの首に巻いてやった。
｢んふ、あったかい。ありがと｣
嬉しそうに微笑む彼に、さっきから気になっていたことを訊いてみることにした。
｢智くんさ、さっき俺のこと『タクヤ』って言ったじゃん｣
｢うん、言ったね｣
｢その『タクヤ』って…誰？ 友達？ 仲いいの？｣
基本、俺たちはお互いの交友関係は詮索しない。けれど本当に仲の良い友達のことは、夕飯の席などで話題にしている。
俺の偽名として選ばれた、｢タクヤ｣という名前。あんな咄嗟の場面で出てくるんだからずいぶん智くんと親しい人であるはずなのに、彼の口からその名前を聞いたのはこれが初めてだった。
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唯 - 舜有さん» はわわ、憧れ…はわわ← あ、そういえばそうだったかも…じゃあ、バイトＯＫな高校ということですか？ …ま、まじすか…(汗)あんなにクオリティーの低いものをあれだけの分量読んで下さってるなんて…尊敬します！← (2013年4月12日 18時) (携帯から) (
レス) id: 5bcace1e05 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - 澪。さん» 初めまして、コメントありがとうございます。サクラ咲ケ、気に入っていただけたようで嬉しいです。更新頑張ります！ (2013年4月12日 18時) (携帯から) (レス) id: 5bcace1e05 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - ちきさん» 続編ご希望いただきましてありがとうございます。気に入っていただけたようで嬉しいです。やっぱりＯＳですよねぇ。Ｏさんには、何となくたくさん我が儘を言ってＳさんを振り回してそうなイメージがあります(笑)これからもどうぞご贔屓に。 (2013年4月12日 18時) (携帯から) (レス) id: 5bcace1e05 (このIDを非表示/違反報告)
エス(プロフ) - 続き読みたいです〜♪ (2013年4月5日 23時) (携帯から) (レス) id: 4ba785f26d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 続きが読みたいです！ (2013年4月5日 15時) (レス) id: bc34b1c348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯 | 作成日時：2013年3月6日 14時
