【東京喰種】世界の狭間。 (ページ33)

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番外編しょうもないギャグよりページ33

カネキside

「…………まさか」

トーカちゃんと西尾先輩の声を聞き、嫌な予感がした。

僕は急いで階段を上り、少し空いている扉を勢いよく開けた。

玄関で倒れるトーカちゃんと西尾先輩。

ムワッ………。

「っ！」

鼻にツンとくる悪臭がキッチンから漂う。

２人を部屋の外に避難させ、鼻を抑えながらキッチンへ向かった。

キッチンに入ると悪臭が先程より強く臭う。

なぜ、紫色の煙が立ち込めている。。

吐き気を抑えるが、目に煙が染みる。

目をこらし見つめると、大鍋を見るAがたっていた。

「Aちゃん！」

Aを呼ぶと同時にAの体は傾き倒れる。

Aを抱え急いで部屋を出た。

そこで僕の視界は真っ暗になった。

――――――――――――――

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目が覚めると、Aが心配そうにこちらを見ていた。

「！僕は………」

眠ってた、と申し訳なさそうに呟く。

ど、どんだけ臭かったんだ。。

トーカちゃんと西尾先輩もおきており、カネキを、睨んでいた。

「なんでカネキまで。」

どうやら店は四人が倒れている間に店長と四方さんが切り盛りしてくれていた。

それよりなぜ、悪臭と紫色の煙が立ち込めていたというと。

「「「…………」」」

大鍋を見つめ、呆然と固まる。

「…………これ、カレーライス」

『うん。』

「A、なんでカレーライスがパステルカラーなの」

Aの作ったカレーライスはパステルピンク。

煮てないのにグツグツ気泡が出てるのが恐ろしい。

え、これ食べれるの？カレーライスからなんか紫色の煙が。え。

「え、なんでパステルカラー」

Aは清々しい程の笑顔で言った。

『可愛いでしょ？』

それから、Aは料理をすることを禁じられた。

〈普通に作れば美味しいはずなのに。人間から人気だし〉

〈これ、食ったらやべぇんじゃねぇの？〉

〈あ、さっき一口食べたら立ったまま気絶してたんだよねー。〉

〈凶器だよ。それ。人体を破壊する凶器だよ。
〉