紫の想いの人 (ページ13)

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･目黒ページ13

｢ゴホッゴホッ｣

俺が従兄弟の見舞いに来ていた時隣から咳き込んだ声が聞こえた

よくある事だと思って無視してたけどずっと咳をしてたままだっから俺は声をかけた

目｢大丈夫…ですか？｣

そういうと彼女は

｢そこのボタン押して｣

と、言った

やっぱり助けを求めてたのか…早く聞いてあげたら良かった

そんな気持ちが押し寄せた

｢ふぅ…さっきはありがとね！｣

彼女はさっきの顔とは大違いにとても元気な顔をしていた

｢名前はね、新田Aって言うのよ！｣

Aさん…俺とは違って強くて俺の憧れの存在だった…

俺が中一の時

Aさんにこう言った

目｢聞いてください！！俺、ジャニーズに入てるんですよ！！｣

｢え、｣

そう言ったらAさんはとても驚いたような顔をした

やっぱり俺じゃなれないよって事なのかな…って思った

｢蓮すごいね！ジャニーズ入るなんて！！

ただ、私の周りからこんなにジャニーズがいると困るな…｣

目｢他にもいるんですか？｣

｢私の男友達がね、しかも2人ジャニーズに入るんだって笑｣

目｢そうなんですね笑

これももしかしたら運命だったりするんですかね笑｣

｢はは笑運命か…｣

俺は初めて出会った時からAさんに恋をしていた

まぁ一目惚れってやつ

目｢Aさんは好きな人いないんですか？｣

｢んー…誰にも言ったらダメだよ？｣

こういう反応をするってことはいるんだ…

｢私の幼なじみ。傍から見たら全然かっこよくもないしどこがいいのって感じだけど私は彼の性格さが大好きなの笑

でも、彼は幼なじみなんかに恋してるわけないよね笑
しかもジャニーズだしさ笑｣

Aさんは辛そうな笑顔でそう言った

目｢そうなんですね…｣

目｢俺は！｣
｢もしも、｣

｢もしも蓮が私の事好きって言ってくれるならさ、変えてみてよ私の好きな人｣

この人はやっぱりずるいな

目｢…絶対に20歳になったら迎えに行くんで｣

｢ふふ、楽しみにしてる｣

｢そういえばさ、男友達のふたりさ、最近やっとグループが結成されたんだって

まさか同じグループになるなんてね笑｣

目｢グループ名とか…教えてくれますか…？

俺先輩とかと全然話してなくて｣

｢確か…SnowMan…だったかな｣

SnowMan…最近名前をあげてきたグループだ

男友達の1人は絶対Aさんの言ってる幼なじみだと思う

絶対…負けませんからね…