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9、20のゲーム その3 ページ9

(いや、待てよ)


(さっき、俺で、確定と言っていたが…)


もう一つ不確定要素があることを忘れていた


アベルは言うかどうかしばらく迷い…


安全策に出る


「それは…『メメである』」


アテネは一瞬、だんまりしながら、すぐ首を横に振った


(よし、これで俺ということが確定された)


ここであと質問できるのが2回だ


そこで、ずっと前から気になっていることを質問した


「それのことが好きであるか」


もちろん、自分の好意がバレる可能性が十分にあるが…


ちゃんと区別しといた方がいいからだ


自分が好きであるかどうか


「はい」


そんな声が部屋に響きわたる


……え、、、そんなことは予測できなかった


顔を覆い隠しながら、両者、赤くなっている


(やばい…考えようにも、思考がまとまらない……)


とにかく……これからのことは後で考えることにしよう


(よし…これでとどめだ!!)


「それは『アベル』である」


「いいえ」


両者は一瞬で真顔に戻った


「……ということで、今日は…」


「ども〜エルです」


と言いながらエルさんが入ってきた


もしかして…と思いアテネを見る


……さっきまでとは表情が違い、にやけている


「 …ということで私が考えていたのはエルでした!!」


「やっぱりかよ…クソ!!」


もしかしてあの時にLINEを使ってたのは


あの為なのかよ…


最初からハメられていたのと思うと頭がいいとも思えるし、無性に腹がたってくる


「さっきのゲームでバレてそうな表情ってあれ演技なのかよ
悪魔にも程があるだろ」


「そうだけど、それがどうしたの?
なんか他に文句言うならそのアホ毛を1本残らず取るよ?」


そんな感じでいつも通り脅すが…


「いいや…もう我慢の限界だ!!」


…といいソファにあったミッ⚫ーのぬいぐるみを顔ごと掴み、そして投げた


アテネの右肩に命中した


「もう私だって我慢の限界!!」


っとアテネは言い、今度はクリーパーのぬいぐるみが宙を舞った


そうして今世紀最大の枕投げが始まった


そうした最中、部屋の端っこで……


「えっと……今日はコラボでUNOをやる予定できたのですが…」


エルさんがまぁまぁ大きい声で言っているようだが、もちろん聞こえていない


ーーーーーーーメメの部屋ーーーーーーー


メメ「なんか隣、うるさいやで……」

10、部屋での出来事 その1→←8、20のゲーム その2



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設定タグ:アベアテ , アベル , アテネ   
作品ジャンル:ラブコメ
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さかな(プロフ) - そろそろ更新しようかな (2022年10月3日 0時) (レス) id: 7f1cbd0135 (このIDを非表示/違反報告)
さかな(プロフ) - 背景変えてみました。 (2022年6月27日 16時) (レス) id: bb683ddf88 (このIDを非表示/違反報告)
さかな(プロフ) - やってませんよ? (2022年6月13日 16時) (レス) id: 2efa5d37f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこ - もしかしてpixi○やってらっしゃる方ですか? (2022年6月12日 20時) (レス) @page26 id: bc1eba4528 (このIDを非表示/違反報告)
yumaのサブ - とここで少し宣伝していくー!yumaの作品見てねー (2022年5月8日 14時) (レス) id: 8c60adb4d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さかな | 作成日時:2021年9月27日 1時

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