もしもアベルとアテネが学校に行ったら(アベアテ)

37、主人 ページ37

吉田side
………？


今、周りでは何が起きている？


とっくにアベルとははぐれたし……


　


ん？



あそこにいるのは……



吉田「どうした……川崎！？」


意識を失っていたが、傷はすり傷や打撲程度なので、安心する。


でも、このまま意識が戻らなかったら………？


吉田「おい、川崎……川崎！！」


川崎「……っ………」


吉田「だ、大丈夫か！」


川崎「……う…さ…」


吉田「ん？」


川崎「うるさい」


吉田「はぁ……結局大丈夫なのかよ…」


(心配して損した……)


川崎「まぁ、アテネがなるべく傷を残さないようにしてくれたおかげなんだけどね」


吉田「え？……それってどういう…」


川崎「説明は後、とにかく今は主人の部屋に急がないと……」


川崎(もし、執事を倒すことができたら、主人の部屋に行っているはず…)


アベルside

アベル「大丈夫、アテネ？」


アテネ「うぐ……結構痛いけど、平気かな」


アテネは執事と戦った影響で手に傷が複数箇所ある。


アベル「そろそろ、着いたよ。この館の主人が暮らす部屋にね。」


アテネ「もちろん用事はわかるよね」


アベル「そりゃ、そうだろ」


アベアテ『メイドを自由にさせる』


ガチャリ


主人「……あの二人か……」


アテネ「色々と言いたいことがあるけど、これだけは言わせて
　 メイド……川崎さんを」


と、言いかけている刹那、誰かが入ってきた

イド「5つの世界を解放する代わりに、私をじゆうにして欲しいです!」





主人「.....いいだろう。

しかし、あの問題は.....」





メイド「わかっています。.....でもこの問題は自分で解決したいんです」





主人「わかった.....もう下がれ」





そう言われ、私たちは主人の部屋から遠ざかった



アテネ「どうするの.....メイド?」





川崎「私は2人が去ってから3年間、3つ目の世界を探し続けました......

しかし、2人が言っていた通り、次の世界に行くものがなかった。」



アテネ「じゃあ、結局無理じゃない.....」





川崎「でも、3つ目の世界にはなかった」





アテネ「つまり......」





川崎、アテネ「他の世界にはあるって事....」

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