もしもアベルとアテネが学校に行ったら(アベアテ)

25、30秒で振られる人 ページ25

その場はカオスとなった。


クラスメイトA｢だんな、やっぱりアベアテ、尊いですよ｣

クラスメイトB｢実はだな……この2人……付き合ってもいないんですよ｣


クラスメイトA｢てえてえな｣


先生｢皆さん、静粛に!!!｣


先生が言い、生徒は黙った。


先生｢とりあえず、皆さん座ってください｣


端っこの方ではしゃいでいた人は、しぶしぶ戻った


みんな、席に座り、再び先生がHRの続きを始めた。


ちなみに、川崎の席は前らしい


なので、前にいる川崎にぼそっと言った


アベル｢あ……ちなみにさっきの告白、答えていい?｣


川崎いや、別に今答えなくても……｣


っと言われたので、はっきりと言ったやった



アベル｢無理です｣


川崎｢え?｣


アベル｢あなたとは、付き合えません。あなたには、もっといい人ができるでしょう｣


(……いや、関わっていると大変な目に会いそうだからね……)


ただ、理由つけて断るヘタレである


川崎｢え、いや、あの、え?｣


……ショックのあまり、気が動転しているようだ。


川崎｢いやだってこういうのt｣


クラスメイト｢うおおー!!!!｣


先生｢静粛に!!｣


クラスメイト｢……はーい｣


先生｢とりあえず、これにてHRを終わります。
川崎さんはどんまいです。｣


と言い、HRは終わった。


アベル(ふう……やっと一息、つける……)


その矢先、クラスメイトが立ち上がり、こっちに来た


クラスメイト｢やっぱり、アベルとアテネは付き合っているんでしょ!?｣


｢へえあ!?｣


動揺しすぎてへんな声が出た


アベル｢いや、別に付き合ってないし!｣


クラスメイト｢だってこれで付き合ってないっておかしいだろ!!｣


と、真面目なトーン聞いてきた。


アベル(いや、別にまだ、アテネとはそういう関係じゃないし……)





その時、アテネがぼそっと爆弾を投下した


アテネ｢数日前に、布団であんな事やこんな事されたのに…………｣


アベル｢ア、ア、アテ 、アテネさん!?｣


ちょっとなに言ってんのこの人!?



クラスメイト｢ほうほう、これは問い詰める必要がありそうだ……｣


アベル｢い、いやほんとに違うって、本当にあれは、アテネが……｣



と、言い訳しようとした瞬間



川崎｢う、あ、うっあ、うああああ!!!!｣


と、変な叫び声を出しながら、逃げていった


｢｢｢｢………｣｣｣｣


少しの間だけ、クラスは沈黙に包まれた。

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