もしもアベルとアテネが学校に行ったら(アベアテ) (ページ22)

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22、危機察知能力ページ22

「やばい、逃げろ」

その言葉を理解し、学校とは逆方向に２人は走り出した

「はぁ…はぁ…アテネ、今回はなに？」

「なんかさっきぶつかってきた銀髪のあいつが原因だと思う」

説明しよう。

アテネはなぜかわからないが、妙に勘がいいのだ

これまでに山ではクマ、海では台風で、殺されそうになったことがあり、

そのたびに、アテネに助けられたのだ

しかし…

「あれ？何もおきない…もしかして、アテネバグったんじゃないの？」

「いいや、そんなわけない、何か別の…」

アテネが考え込んでいる中なか、もう一つの事態に気が付く

「まずい、ち、遅刻だー！！」

はっとしたようにアテネが言う

「な、何で私も遅刻するはめに……この役はアベルのなんだから、しっかりしてよ！！」

「遅刻理由を作った本人がいうなよ！なんだよ、特大ブーメランじゃねえか！」

「喧嘩する暇があったら、ちょっとはスピードあげなよ！！」

「ていうか、この緊急事態を感知しろよ！」

(ああ、クソ…何でこんなことに…)

ーーーーーーーーーーーー回想終了ーーーーーーーーーーーー

「で、でももう体力が…」

「ああ……さっき大声で話してたせいでしょ……もう！」

そういうと、アテネが止まり、かがんだ

(なるほど…ありがと、アテネ！)

理解し、後ろに乗った

そのままアテネは走り出した

「はぁ…男なのに恥ずかしくないの？」

「人間っていうのはですね、元々支え合って生きていくものなんですよ
　…なので、そこに性別とかは関係がなく、助けあえばいいと思うんですよ」(ひ●ゆき風)

「じゃあ、ここで降ろそうか？」

「えっ」

「えっ」

「…」

「…」

「…」

「…」

「……っつ……ごめんなばび」

「許した」

そんなことを話しているとゴール(学校)が見えてきた。

まだ…時間は大丈夫そうだな、あと5分だけど

アベルの声が後ろから聞こえてきた

「よし、あそこまで行けば…

この勝負…もろたで工藤！！」

「本当に降ろしていいか、こいつ」

補足

前まで布団でイチャコラしてたとは考えられない