もしもアベルとアテネが学校に行ったら(アベアテ) (ページ11)

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11、部屋での出来事　その2 ページ11

部屋に入って一言、言った言葉はこうだった。

｢蜂を追い払っておいたやで｣

アテネ｢なんですと？｣

｢いや、だからはt｣

アテネ｢なんですと？｣

｢……｣

(ちょっとアテネがおかしくなってしまったみたいだ)

｢いや、大丈夫に決まってるでしょ。
NPCの真似をしていただけだよ｣

心の声をしれっと読むな

そう思いつつ、メメに質問する

｢で……ほんとに蜂を取れたんだ?｣

｢窓を全開にして、蜂蜜とかをつけたやつをぶら下げといたら勝手に逃げていったやで｣

はち、ちょろすぎ

｢じゃあ……途中で逃げた件については?｣

｢蜂蜜を買いに行ってただけやで
　 ……蜂蜜がなかったから｣

なるほど、メメ、お前殺されなくてよかったな

それにしても、逃げ足早すぎだろ

｢ま…とりあえず、アテネの部屋のベットをなんとかしよう｣

たしか、アテネのベットがひっくり返っていたような気がする

そして、アテネの部屋に行き、ベット以外の所をやった後、2人と1匹でなんとか元通りにすることが成功したのだが……

｢ベットにオレンジジュースが零れてる……｣

アテネが寝っ転がりながら、飲み物を飲んでいたらしくベットにはジュースがべっとりと

｢とりあえず、洗濯しとくやで……でも、アテネが寝る場所は……どうするやで？｣

｢ソファーは眠りずらいし、メメの寝床は羊用だから狭い……と、いうことは……｣

言い終わる前に、アベルは自分の部屋に急いで行こうとを決意した

"片腕を掴まれて逃げられない"

「アベル……どこに行くの？」

(やばい……さっきの部屋に来ただけでも、ドキドキしたのに、夜、一緒に寝たら……)

実はアテネが部屋に入って来た時、緊張していたのだ

それに………

間違えなく、口では言えない「やばい事」が起きる

どうしようかと考えても、アベルはどうすればいいのかわからなかった