幼馴染で、マネージャーで。

学校 ページ6

はー…。今日も満員電車。

けどしげは、何気にうちの荷物持ってくれとるし、

うちが押しつぶされんようにスペースとってくれとる。

しげのそういうとこがずっと好きなんやけど、しげは全然気づいてない。

告白したいけど今の関係崩したくない。

…恋愛はパズルみたいなものやって誰かが言ってったっけ。

「A？どしたん、ぼーっとして。」

「えっ！い…いや考え事してて…。」

「考え事？俺のこと？」

「うん…。まあ…。」

「えっなになに？言ってーや。」

「んー、なんでしげのパンツってすぐ破れるん？」

「ｗそれはしゃーないやん。後で縫っといて。」

「うん。分かった。」



やっと学校ついた。

「あ、しげ。今日三時間目の途中で迎え来るから、三時間目始まるまでに荷物まとめといてな。」

「おん。分かった。」

望にLINEせんとあかんなぁー。

『今日仕事やから、三時間目始まるまえに荷物まとめといてな。』

よし、職員室いかんと。



「坪口先生。今日、重岡大毅早退します。」
「はーい。」

「原田先生。今日、小瀧望早退します。」
「おう。」

「代田先生。今日、うち早退します。」
「了解。頑張ってな。」

坪口先生は、しげの担任で英語教師。
原田先生は、のんの担任で社会教師。
代田先生は、うちの担任で美術教師。

職員室から出ると通知音が鳴ってのんからのLINEやった。

『了解。』

よっしゃ、教室行こう。

教室→←朝ごはん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す