感情を失ったアルビノの少女【鬼滅の刃】 (ページ6)

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弐話ページ6

麗side

『しのぶ様から静かにという命令をされていますので静かにしてください。それと隠様は関係ので金髪の方、お離れください』

？「あっ！麗ちゃん！！久しぶり！！」

『…名前…お教えしましたでしょうか？』

？「あっ！いやっ！あの女の子がいつも呼んでるから覚えてるだけ！」

私みたいな"カイブツ"の名前なんか呼んだら穢(けが)れてしまう…

『あまり私の名をお呼びしないほうが良いかと思われます。貴方様の口が穢れてしまいますので…』

「「？？」」

アオイ「麗！また貴方はそんな事言って！少しはポジティブに！」

『……』

アオイ「…はぁ、まぁ良いわ。麗、貴方は食事の用意をお願いできる？」

『分かりました』

ポジティブに…私には一生できなさそうな事…これだけは命令に従えない…

『未熟な私で…本当にごめんなさい…』

私は１人廊下でつぶやいた

＊＊＊＊＊＊＊＊

『機能回復訓練…』

アオイ「えぇ！あの３人の相手になって貰いたいの！お願いできるかしら？」

『分かりました』

アオイ「…っといっても最初は２人なんだけどね」

２人の相手をする何日かが経ってから、もう１人加わった。ちなみに最初の二人の名前は【竈門炭治郎】様と【嘴平伊之助】様と言うらしい。そして今日から加わる人は【我妻善逸】様らしい

アオイ「善逸さんは今日から訓練参加ですので、ご説明させていただきますね。まずあちら。寝たきりで硬くなった体をあの子達がほぐします」

なほ様、きよ様、すみ様だ…

アオイ「それから反射訓練。湯飲みの中には薬湯が入っています。お互いに掛け合うのですが、湯飲みを持ち上げる前に相手から湯飲みを押さえられた場合は湯飲みを動かせません」

アオイ「最後は全身訓練です。端的に言えば鬼ごっこですね。私アオイとあちらのカナヲと麗がお相手です」

…アオイ様が説明を終えたらいつも参加してる二人は毎回負けてるからなのかガックリしてたが真ん中の金髪君はなぜか怒ってる気配がした。

善逸「すみません、ちょっといいですか？」

アオイ「？何か分からないことでも？」

善逸「いや、ちょっと。来い二人とも」

炭治郎「？」

伊之助「行かねーヨ」

善逸「いいから来いって言ってんだろうがァァ！！」

「「「！？」」」

『！！！』

怖い…ぶたれる…また…ヤラレル…

そう思い始めたら思考が追い付かなくなって…

最後に見たのは私を見て慌ててるアオイ様の顔だった