感情を失ったアルビノの少女【鬼滅の刃】 (ページ47)

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参拾玖話ページ47

麗side

『あ…えっと…その…』

「はい、皆！麗が困ってるから自分の持ち場に各自戻りな！」

私が戸惑っていると一人の方が助けてくれた

『あ…ありがとうございます…』

「こらこら。そのよそよそしいのはここではやめろって言っただろ？」

『…！！』

私を助けてくれたのは昔お世話になった姉さんだった(今後出てくる事はないと思うので姉さんで)

「久しぶり！麗！」

『…お久しぶりです…姉さん…』

私がそういった瞬間、姉さんが飛びついてきた

「うわぁぁ！ほんとに久しぶりだねぇぇ！！全く！あの時もだったけどもっとイイ女になりやがってぇぇ！」

…あ…いつもの姉さんだ…

先刻は少し静かだったから変わられたのかと思ったが…やはり変わられてなど無かった…

通常運転だ…

…ん？そういえば…あの人が居ない…

『姉さん…』

「ん？なんだい？」

『あの…お三津さんは何処ですか？』←お三津自身がお三津と呼べと言った

「あ…女将さんは…えっと…」

『……？』

…なぜか…嫌な予感がするのは気のせいだろうか…

気のせいだと…良いのだが…

「女将さんは…亡くなったよ…」

『…！？』

嗚呼…こういう時だけ予感が当たるのは本当にやめてほしい…

『……そう…ですか…分かり…ました…』

私はなんて言っていいか分からなくて、早々にその場から立ち去りたい気持ちでいっぱいだった

『あ…えっと…私…その……じゅ、準備…してきます…』

私はそう告げた後、足早にその場から離れて今夜のための色々な準備をしようと思った

「あ…麗……」

『は…はい…』

離れようと思ったら姉さんが話しかけてきた

「…辛かったら…泣いても良いんだからな…」

『っ…泣く…？駄目…泣いたら…怒られる…殴られる…蹴られる…』

私は昔のあの男のことを思い出してしまい、過呼吸を起こしてしまった

「麗！？大丈夫かい！？」

『ﾊｧｯﾊｧｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、ﾊｧｯｺﾞﾎｯ』

「麗！落ち着くんだよ！ほら…私の真似をして…息を吸って…吐いて…」

『ｽｩ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ』

「そう…そうだよ…落ち着いて…吸って…吐いて…」

『ｽｩ…ﾊｧ…』

バタッ

「麗！大丈夫！？」

私はそこで意識を手放した

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姉さんが対処法を知っていたのは、幼少期からこの様な事を良く麗が引き起こしていたからです！

なんか雑くなっちゃったかも…すみません！