感情を失ったアルビノの少女【鬼滅の刃】 (ページ20)

今日:27 hit、昨日:5 hit、合計:15,525 hit

拾伍話ページ20

麗side

私は鬼のいる方向である先頭車両の方に屋根の上から向かっている

ふと前の方を見てみると、鬼が居た

魘夢「あれぇ？起きたの？おはよう」

血管が完全に見える…

気持ち悪い…

魘夢「まだ寝ててよかったのに…」

魘夢「というか、何であんなに早く全てに気づいたの？」

『…』

魘夢「それと、ちょっと気になったんだけど…君って上弦の陸の鬼を知ってたんだね。知り合いなの？」

『…あの子(梅)とは同じ遊郭で知り合っただけ…それと、何で早く気づいたのか…だったかしら？知ってる？』

魘夢「…？何を？」

『…あの子…私の事を【麗】だなんて呼ばないのよ？』

私は夢の中での蕨姫花魁の言葉を思い出してみた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

蕨姫「おい、麗」

『……何ですか？』

蕨姫「お前が今も生きてられているのはお兄ちゃんのおかげだと思え」

『……』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

魘夢「へぇ…そうだったんだ…ちょっと夢の作り方が甘かったかな…」

『そうね。甘かったわね』

私がずっと魘夢という鬼とずっと話していたら、もう一人…

炭「…！！麗！！」

炭治郎様…

『起きたのですね。体調はいかがですか？』

炭「ありがとう！！麗さんも大丈夫か？」

『はい。私が分かった限りで事の説明をすると、今私達の前にいる鬼が今回の鬼です。この鬼は恐らく＿＿＿＿＿＿＿＿と考えられます』

私は、自分の勘が言っている鬼のことを炭治郎様に教えた

炭「…！！そうか…ありがとう！！」

魘夢「あれぇ？君…よく見たら耳に飾りをつけてるね…」

…炭治郎様の耳の飾り…？ピアスの事だろうか…あれは…日の呼吸系の物なのだろうか…

炭「水の呼吸拾の型生々流転」

『龍の呼吸肆の型雨乞い』

魘夢「血鬼術強制昏倒催眠の囁き」

魘夢の手「お眠りィィ」

炭「！！」

『！！炭治郎様！！』

私たちは魘夢の血鬼術にかかった……はずだったのに…

『…え…』

魘夢「眠らない…？」

私は、この血鬼術に耐性がついてしまったのか…眠らなくなった