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Aside
「こんな感じで…白石は1週間帰ってこれないって言ってた」
藍沢「そうだったのか」
「親が亡くなるのは辛いからね…」
藍沢「そうだな…」
恵ちゃんの気持ちは痛いほど分かる。
でも何故だろう。かけたあげたら良い言葉が見つからない…
一体なんて言ってあげたら恵ちゃんの心は和らぐのだろう…
きっと、ううん…絶対に辛いはずだ。
私が両親を失ったのはまだ子供の頃。
でも恵ちゃんは自分が医者になってから。
どうして助けられなかったんだろう…と追い込むと思う。
医者は…医者に出来ることは限りがある…
本当に報われない仕事だ…
ピピップルルルルピピップルルルル
藍沢「はい翔北救命センター」
救急隊「鎌取西消防よりドクターヘリ要請です。道路を横断中のバイクと女性と子供が巻き込まれました!」
町田「( *˙ω˙*)و グッ!」
藍沢「了解」
恵ちゃんいないとなると結構な負担だ…
「まずヘリ当番の耕作と横峯さん。冴島は向かって!その後タッチアンドゴーで私と名取君で向かう!緋山と藤川雪村さん灰谷くんは処置室任せた!」
「「「「「はい!」」」」」
藍沢side
そうか…俺がいない間に白石の父親が…きっとAも抱え込むんだろうな…
「重症なのは母親だな…子供をかばってバイクと衝突したんだろう…子供はどこだ…?レスキュー!子供は?」
レスキュー「現在捜索中です!」
横峯「大動脈解離ですね…」
「開胸して大動脈の遮断だ。冴島メス」
大動脈が解離している時点で正直助けられる可能性はとてつもなく低いのだが、息子がいるとなると救ってあげたい。
「サテンスキー」
ギギッカチッ
冴島「血圧上がってきました」
よし…
「ヘリで運ぶぞ」
Aside
どうやら子供が見つかっていないらしい…
厄介だな…この時期だと体温が下がってくる…低体温症になってるかも…
藍沢「後は任せた」
「了解。名取君行くよ!」
〜現場〜
バイクの運転手さんは幸い足の骨折だけだった。
だが…
名取「息子さんまだ見つからないんですね」
冴島「こんなに寒い日だと…」
「低体温症になってるわね…毛布の準備しときましょう。この男性は二次病院に白車で運んでもらう」
ん…あれって…
「レスキュー!」
だめだ聞こえてない…
バシャッバシャッ
そう。息子さんが見えたのだ。川の中に…
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アミ - 私の名前のアミを漢字で書くと愛美(アミ)なんですよ (2018年9月28日 23時) (レス) id: b9f902a9ad (このIDを非表示/違反報告)
明心音(プロフ) - はじめまして!あの、赤ちゃんの平熱は大体37度なので、37.5度は平熱になると思います… (2017年12月25日 14時) (レス) id: 546c36eaba (このIDを非表示/違反報告)
yamamoto(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうございます!続編考えさせていただきますね! (2017年9月21日 22時) (レス) id: 6adcff9b2f (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結までお疲れ様でした!続編読みたいです(笑) (2017年9月21日 22時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
yamamoto(プロフ) - 一応完結…応援ありがとうございました!小説書くのすごく楽しかったなぁ…続編については読者様に任せます。本当にありがとうございました! (2017年9月21日 22時) (レス) id: 6adcff9b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yamamoto | 作成日時:2017年9月16日 21時