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藍沢side
どこだ。どこにいる！愛美だっているだろ。
「ﾊｧﾊｧｯどこだ！Aｯ！」
その時俺が目にしたのは
頬から少し血を流しながら患者の治療を必死に行っているAだった。
「大丈夫か！？」
A「えっ！？何いきなり…」
「鉄筋が落ちてきただろ！」
A「ああっ！それなら頬のかすり傷で済んだよ？」
「冴島は？」
A「あっちで包帯巻いて貰って…ｯ」
きっと目に見えたのだろう。
足が鉄筋に巻き込まれている冴島の姿を
A『もしもし！？藤川！？こっちに来て！冴島さんがはるちゃんが！鉄筋に足を巻き込まれたの！』
藤川『ｯ！すぐに向かう！』
「冴島分かるか？」
冴島「ｯ…はい。すみません。迷惑かけてしまって」
幸いなことに鉄筋は貫通していなかった。
下敷きになっただけで済んだのは不幸中の幸いだ。
A「貫通してないけど早くしないと足が…」
「ダメになる。だがこの程度じゃ優先順位は低い…いつ、レスキューが来るか…」
A「私と耕作でどかせない？」
こいつ馬鹿なのか…？
A「それにもうすぐ藤川先生も来る。そこら辺にいる巻き込まれてない人達にも手伝って貰えば」
「…確かに助けられる」
こいつの発想力と来たら。救命1だな
Aside
目に見えたものは巻き込まれたはるちゃんの足。
助けたいけど私だけじゃ助けられない。
そうだ！みんなと力を合わせれば…
そう思った。
「あなたはそこを持って！」
「「「「「「せーのっ」」」」」」
ｶﾞﾁｬﾝ
鉄筋は見事にどかせることができた。
「痛いとこない！？」
冴島「うん。何とかかすり傷で済んだ見たい。ありがとうねA」
「よかったぁ！もう！心配させやがって」
冴島藍沢「お前には言われたくない…」
酷いっ…
〜翔北〜
藍沢side
ボードには今日の結果が書いてあった。
死者29名
重傷者56名
軽傷者82名
A「29人も助けられなかったね…」
「でも138人は助かった。いい事だ」
A「そうだねｯ…」
そうやってすぐに患者に気持ちを持っていく。
こいつのダメなところだ。立ち直れなくなってしまう。今まで自分が救えなかったやつの名前をノートに書き込んでるこいつは凄いと思う。
そのノートの数は9年で33冊にもなった。
自分の未熟さを叩きつけられる。
今日の患者も今までの患者も助けられなかった全ての患者に謝りたい。
医者の心はとても繊細だ。
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アミ - 私の名前のアミを漢字で書くと愛美(ｱﾐ)なんですよ (2018年9月28日 23時) (
レス) id: b9f902a9ad (このIDを非表示/違反報告)
明心音(プロフ) - はじめまして！あの、赤ちゃんの平熱は大体３７度なので、３７．５度は平熱になると思います… (2017年12月25日 14時) (レス) id: 546c36eaba (このIDを非表示/違反報告)
yamamoto(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうございます！続編考えさせていただきますね！ (2017年9月21日 22時) (レス) id: 6adcff9b2f (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結までお疲れ様でした！続編読みたいです(笑) (2017年9月21日 22時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
yamamoto(プロフ) - 一応完結…応援ありがとうございました！小説書くのすごく楽しかったなぁ…続編については読者様に任せます。本当にありがとうございました！ (2017年9月21日 22時) (レス) id: 6adcff9b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yamamoto | 作成日時：2017年9月16日 21時
