検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:5,988 hit

ファーストライブ・プレモニション ページ5

それから、何日か病室で過ごした。

時折ワルキューレのメンバーがお見舞いに来て、マステラの話し相手になってくれた。

カナ「調子はどう?マステラ」
マス「はい、もうだいぶ元気に…体の痛みも無いです」
カナ「そう、よかった!」
カナ「…あのね、今日来たのは理由があって…」
マス「?」
カナ「美雲!」

そう言うと、ドアが開かれ、紫色の美しい長髪が揺れる。

マス「……!!美雲…さん……!」

マステラは驚いた。それはそうと、今まで来てくれたワルキューレの人達の中に、美雲は居なかったからだ。
美雲はワルキューレの中でも抜群の歌唱力を持つと同時に、抜群の個性も持っている。プライベートは一切謎、普段は何をしているのか分からないという。

そんな彼女が来る事は無いか、とも思っていた。

マス「ど、どうして…」
美雲「どうして今更来たのかって?」
マス「え、いや!そんな訳では…!!」
美雲「フフ、冗談よ」

彼女の冗談は正直精神に来る所がある。

美雲「あなたの調子が良くなってきたと聞いたから」
マス「…は、はい。もうすっかり…」
美雲「そう、良かったわね」
美雲「こんな所で倒れられては、ワルキューレとして歌えるはずないもの」
マス「…!」

その言葉にマステラは緊張を覚えた。
マステラは、確かにワルキューレの一員として迎え入れられた。だが勿論、そこで終わりではない。
この銀河に蔓延するヴァールから人々を守り、全ての人に未来を届けなければならない。
こんな事、普通の人間には出来ない。歌の力は勿論、戦場に飛び込める覚悟、そして挫けない強さが必要だ。

1度歌っただけで倒れるような人間にできることでは無い。

マス「……はい、勿論」
マス「私は…ワルキューレとして歌いたいですから。」
美雲「そう…そう。」
美雲「じゃあ行くわね。お大事に」

美雲はあっさりと病室から立ち去ってしまった。

カナ「あら…ごめんなさい、美雲もきっと、あなたの事をちゃんと心配していたと思うわ」
マス「はい、きっと…そうですね。ありがとうございます」

マステラはドアの方を見て微笑んだ。

カナ「あとね、もう1つ伝えたい事があって…」
マス「?何でしょう」

カナ「今度、ランドールのステージでワクチンライブをしようと思うの。」
カナ「今度のワクチンライブは一味違うわよ、なんてったって新メンバーもいるんですもの!」
マス「……そ、れはつまり……」

カナ「ええ!」

カナ「あなたとフレイア。2人のファーストライブよ!」

エアワルキューレ見ました→←新たなワルキューレ3


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:マクロスΔ , 二次創作 , ワルキューレ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2020年3月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。