新たなワルキューレ2 ページ3
カナ「いいわね!やりましょう!ケイオスの皆も呼ばなきゃね!」
マス「あ…ありがとうございます…!」
フレ「わ、私!ハヤテ達に知らせてくるんよ!マステラちゃんがワルキューレになったって!」
マキ「あ!私も行くー!レイレイ、一緒に行く?」
レイ「私も行く。チャックにパーティの準備、伝える」
カナ「じゃあ、私もそろそろ行こうかしら。マステラ、あなたの怪我は1週間もすれば治るらしいわ。それまでお大事にね。」
マス「ありがとうございます、カナメさん」
カナメはええ、と言うと立ち上がり、ククリムに話しかけた。
カナ「ククリムさん、あなたは…」
クク「…私はまだ、ここに残るわ」
カナ「…そうですか、分かりました。ククリムさんもお大事になさってください。」
クク「ええ。………本当に、ありがとう」
カナ「さぁ、行きましょう。皆」
カナメが3人を連れて病室を出た。
マス「……….ククリムさん、大丈夫ですか…?」
先程から顔を下に向けているククリムに、マステラは、心配そうに話しかけた。
クク「ええ、もう体調は大丈夫なの。」
クク「……………でも私は、もうここにはいられないと思ってる」
マス「…え、え?なん………」
クク「私はトトを傷つけた。正気ではなかったとはいえ、それは事実よ」
マス「……………ククリムさん……」
クク「…トトは私の大切なひと。かけがえのないひと………」
クク「トトは今、別の病室で眠っているけれど…暫くは目を覚まさない……私の……せいで………」
ククリムは、自分の手の甲に爪を立てる。血が出てしまいそうな程、傷つけている。
マス「…仕方ない事…としか、言うことが出来ない………です、ヴァールシンドロー厶は…」
クク「…そうね、私も知ってる、急に人が狂ってしまう病………」
クク「それでも耐えられない…私は………この手で………………彼女の身を…………」
ククリムばガタガタと震えだした。頭を抱え、どんどん沈んでいく。
マス「………………」
クク「……マステラ………」
マステラは、自然と口ずさんでいた。
クク「……ありがとう…」
マス「きっと、トトさんは今すぐにククリムさんに会いたいと思いますよ。」
ラッキーアイテム
革ベルト
57人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2020年3月11日 0時