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マネージャーかと思って何気なしに扉の方を見ると、そこにいたのは

「あ、おはよう圭人」

その姿を捉えた瞬間、急に鼓動の動きが早くなる。
圭人は薮くんに挨拶を返すと俺の方を見てにこりと微笑んで「おはよう」といってきた。

「あっ、お、おはよう圭人!」

いつも通りいつも通り、と思いながらも挨拶をしたらやたらと大きな声が出てぼっと顔が赤くなるのを感じる。

圭人はちょっとびっくりした顔をしたけどすぐに笑ってくれた。

「大ちゃん、すごい元気だね。珍しく俺より先に来てるし」

薮くんと同じことを言う。
…俺が早く来た原因はほぼほぼ圭人なんだけどな

「俺も早く起きれるし早く来れるっての。圭人と薮くんも馬鹿にしすぎ。」

「あ、薮くんも同じこと言ったの?」



……………失敗した。

俺が薮くんというワードを出したら、圭人の顔の向きが完全に薮くんで二人で雑談を始めてしまった。

身長の高い二人が俺の頭より植えで会話をしているのが気に食わなくて、むすっと敢えてすねたような顔をしていると薮くんが急に頭を掴んできた。

「っ…な、なに!?」

ばっと顔を揚げるとにやけ顔の薮くん。

「いやー?なんか大ちゃんが寂しそうにしてたからさ」

そう言いながら俺の頭を揉むことをやめない。
…薮くんなりの気遣いなんだろうけど、なんか、荒い。
そう言うところヒカに似たんじゃね…?

ちらり、と圭人をみるとバチッと目が合った。
反射的に逸らすと圭人が薮くんの手の上から自分の手を重ねて俺の頭を押してきた。

「ちょっ、と…圭人、やめろよ!重い!なんか!」

ずしんっと頭に重みを感じて圭人の方を見るとなぜか圭人は嬉しそうな表情を浮かべていて、

「大ちゃんはやっぱり小さいねー」

なんて言ってきやがった。


流石にいらっとして圭人の手だけ退かすと、両手を圭人の頭にのせて髪の毛をぐしゃぐしゃっと乱してやった。

「え、ちょっ、大ちゃん、なにするの!」

「圭人が俺を怒らせたのが悪い」

ぷいっと顔を背けてわざと怒ったようにいうと、圭人はうぅ、と唸りながら鏡の方へ向き直った。

「大ちゃんのバカ…せっかくセットしてきたのに」

髪を整えながらぶつぶつと文句を言う圭人に「女々しいなぁ!もう!」とだけの言葉をぶつける。

それを聞いて圭人はぴたっと文句を言うのをやめたが、鏡の方をみると口を尖らせながら髪を整えていた。
普段と変わらない雰囲気。

…なんだ。

やればできるじゃん、俺。

いつも通り!!!

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さく(プロフ) - これ出来れば続き更新してほしいです! (2019年5月5日 18時) (レス) id: 1e38e3c1b4 (このIDを非表示/違反報告)
かみなり(プロフ) - 続きすごい気になります!ゆっくりで良いので更新頑張ってください!! (2017年8月25日 14時) (レス) id: a310455789 (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - こむぎさん» ありがとうございます!(´:ω:`)亀更新ですががんばります! (2016年8月23日 22時) (レス) id: 20ac521a70 (このIDを非表示/違反報告)
こむぎ(プロフ) - この2人、気になってました!更新、がんばってください。 (2016年8月22日 0時) (レス) id: 8b9923a19f (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - 飴斗湧璃@ぷよぷよミリアサガチ勢さん» 外し忘れです!すみません、ご指摘ありがとうございます (2016年8月21日 23時) (レス) id: 20ac521a70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚香 | 作成日時:2016年8月21日 18時

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