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平野side
Aちゃんに話しかけると目に涙を浮かべながらも思ってたことをハッキリ言ってくれた。
グループ名。そこまでは頭が回ってなかった。
王様と王子様。確かにAちゃんはどっちでもない。どっちでもないけど、
平野 『Aちゃん』
「…ｸﾞｽｯ、A、って呼んで」
平野 『じゃあ、A』
「はい」
平野 『Aはね、確かにKing & PrinceのKingでもPrinceでもない。だけど、まだ1個残ってるじゃん。』
「1個…？」
平野 『そう。』
紙にKing & Princeと書き、KingとPrinceに二重線を引く。
「…あ。」
平野 『そう。&が残るでしょ？Aはこの&なの。』
「&？」
きょとんとした顔が可愛い。
平野 『そう。KingとPrinceを結ぶ&。だからね、Aがいないと、俺らバラバラになっちゃうの。』
「…バラバラ、」
永瀬 『そうやで〜』
そう聞こえたかと思えばゾロゾロとみんな出てくる。
岸 『Aちゃんは俺らのこと嫌いなのー？』
「いえ、そんなこと、」
岸 『じゃあ俺らがバラバラになってもいいの？』
「そんなこと、」
神宮寺 『じゃあやめるなんて言わないでよ』
そうだよA。
岩橋 『だってAちゃんはもう大切なメンバーだもん』
「…ぇ、」
永瀬 『当たり前やろ？もうこのメンバーでデビュー会見したんやから。』
平野 『な？みんなこう言ってるんだから』
高橋 『僕、Aちゃんやめるってなったら悲しくて毎日泣くと思うけど。』
「どうして…？」
岸 『どした？』
「なんで私なんかにここまで優しくしてくれるの？」
平野 『それは…』
KP−A 『大事なシンデレラだからだよ』
「ううっ、ｸﾞｽｯ…、っ、」
大きい目から大粒の涙を流すAにオロオロしながらも、みんな背中を摩ったり、頭を撫でたり、涙を拭ったり大忙しだ。
岸 『よし、もう泣くのおしまい！でさ、さっき…』
「？」
岸 『俺がAちゃんに俺らのこと嫌いって聞いたとき、好きとも嫌いとも言わなかったじゃん？』
たしかに。
「あっ、そ、それは…」
岸 『いいのいいの。今日会ったばっかりでそんなのわかるわけないじゃん。でもね？いつかはAちゃんに大好きって、離れたくないって言ってもらえるように、俺らも頑張るから、一緒に頑張ろう？』
そう、これは俺らの本音だよ。
岸くんが全部代弁してくれたけど。
「…はい！」
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てむ(プロフ) - kokoiさん» ありがとうございます！お陰様で無事受験が終わったのでこれからはたくさん更新できるので作品のほうも宜しくお願いします( ｀・∀・´)ﾉ (2020年5月20日 12時) (
レス) id: 5119e69551 (このIDを非表示/違反報告)
てむ(プロフ) - Liaさん» 温かいお言葉ありがとうございます。Lia様のためにもたくさん更新していけるように頑張ります。 (2020年5月20日 12時) (レス) id: 5119e69551 (このIDを非表示/違反報告)
てむ(プロフ) - Misaさん» お返事が全然できておらず申し訳ございません、、作品を好きと言っていただけてうれしいです！ありがとうございます。これからはなるべく早く更新できるように頑張ります。 (2020年5月20日 12時) (レス) id: 5119e69551 (このIDを非表示/違反報告)
kokoi - 受験頑張れ！ (2020年1月27日 18時) (レス) id: 8ff62e2382 (このIDを非表示/違反報告)
Lia(プロフ) - 私も毎回楽しみに見させて頂いているので、この先も無理のない更新お願いしたいです！！ (2019年10月7日 17時) (レス) id: f0f9df8ae7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てむ | 作成日時：2019年9月25日 18時
