雨蛙 ページ24
N「んでそこの氷砂糖入れて。」
S「翔もう疲れたぁ〜」
A「大丈夫？休憩する？去年漬けた梅酒がちょうどいい具合だから飲もう」
S「わーい！」
N「もう〜雅紀は甘いんだから。仕込み終わんないよ！」
雅紀とニノ、翔は梅酒の仕込み作業。雅紀の店で出す分もあるから大量の瓶が壁際に並ぶ。
潤と智は厨房で軽い食事作り。
先ほどの野菜と潤のパンケーキにハーブ入りオムレツとスモークサーモン、リコッタチーズを更に添えて。
A「まあまあ。腹が減ってはなんとやら♪」
バーカウンターに入ると雅紀は頭のタオルを締め直して
A「梅酒飲みたい人〜！」
S「翔は梅しそ〜」
雅紀が梅酒をジャスミン茶で割りシソを添える
M「翔飲みすぎるなよ〜俺プラムバンショー」
温かい赤ワインで割り、クローブとシナモンスティックを添える。
N「ちょっと翔ちゃん！残り運んでから遊んでよ！私ガスパチョ」
A「了解〜」
雅紀がトマトと梅酒をミキサーにかける。
S「遊んでないもん！見学だもん！」
O「はい、もう出来るよ〜おいらラッシー」
A「はいはい♪」
雅紀が自分のモヒートと一緒に手早くグラスを並べる。
O「あれ？雨上がった。」
A「本当だ〜！じゃあテラスいこ？」
ラベンダーに囲まれたテラスのテーブルで５人で乾杯する。
M「翔、今日は久々に星を上げに行こう。」
S「アイアイサー！！」
A「あ、俺手伝おうか？」
O「オイラも」
N「アンタ朝顔あるでしょ。私も雅紀が無駄にテンション上がりすぎないように見張りに行きますよ」
O「えー皆行くならオイラも行きたいな〜」
つかの間の梅雨の昼下がり。たっぷり腹ごしらえして、たっぷりお日さまを浴びて、夕暮れまで仲間と馬鹿話で盛り上がったら。
S「お仕事♪お仕事♪みんな待っててね♪」
A「バンバンお星さま上げるぞ〜！」
N「アンタ花火じゃないんだから。」
O「朝顔…」
M「翔、慌てると転ぶぞ」
S「潤、早く早く！やっとみんなに幸せをお届けだよ♪楽しみだねぇ！」
また丘の上の実験室へ５人が走る。
ゆらゆらと月見草が愉しげに揺れて見送る。
蛙の声が明日の晴れを告げて鳴く。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＊はな＊(プロフ) - 今夜も梅雨の夜空……星も月も見えません…｡こんな夜､星職人さん達は何をしているんでしょうね…。「は−し−ら−な−い−｡」とか言われてるのかな。(^^)かわいい見習い職人さんにまた会いたくて、お話を読みに参りました。 (2014年6月27日 23時) (携帯から) (
レス) id: 2a82fe1f9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ＊はな＊さん» そうですね。なんだかんだで見守るニノや丸太の上で固まる翔ちゃん…楽しく想像していただけたらいいな。 (2014年6月25日 20時) (レス) id: 9679011bf3 (このIDを非表示/違反報告)
＊はな＊(プロフ) - 嵐さんて､ひとりひとりの特徴がはっきりしているので、お話の中の登場人物の表情も思い浮かべやすいですよね。…今日は、相葉さん率高めでお話がより賑やかに♪楽しく読ませていただきました｡ (2014年6月25日 20時) (携帯から) (レス) id: 2a82fe1f9f (このIDを非表示/違反報告)
ryou(プロフ) - ゆみさん» 確かにあれはキュートですね♪相葉ちゃんらしさ全開で見るとほっこりしますよね。まるでゆみさんの作品のようですねー(≧▽≦) (2014年6月25日 20時) (レス) id: fca6f438ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ryouさん» 相葉ちゃんのミスドCMがキュートすぎて書いちゃいました~ (2014年6月25日 20時) (レス) id: afc9116f09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆみ
作成日時：2014年2月1日 17時
