LOVE SHARE 2

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「智にぃー何か手伝うことある？」





宿題が終わった雅紀がお料理を始めた俺に声をかけてくれる、友達と遊ぶのが大好きな雅紀が最近は早く帰ってきて宿題をやるのはこのためだったりするのかな？




毎日手伝ってくれて、どんどん上達して、最近では1人でも簡単なものなら作れるようにもなってきたんだ





これは俺にも言えることなんだけど、料理をした後の1番の楽しみは





「っっっ！さぁ、あぁっ、」




聞こえないからうまく声は出せてないけど、嬉しそうにほっぺをペチペチする翔ちゃん、これは美味しいの手話、翔ちゃんが1番最初に覚えた手話





食べるのが大好きなのは熱を出す前も今も変わらない、この笑顔を見るのがいちばんの楽しみなんだ




みんなでほっぺたを二回叩いて美味しさを共有する、うちの食卓は静かに見えるけどこのやりとりが柔らかくて、優しくて大好きなんだ





洗い物の後は和と潤のお風呂タイム、雅紀は翔ちゃんと手話で歌の練習タイムなんだ、俺も一緒に



まだ耳が聞こえる頃に和と潤が学校で歌ってからハマってたふるさとって曲、これなら翔ちゃんも覚えてるから分かりやすいんだ





「ぅぅー、やぁーけ、ぃぉー、ぁぁーぅ」
「「ゆうやぁーけ、いーろにそーまぁーる」」




小さい声で歌いながら手を動かす翔ちゃん、それに合わせて雅紀も俺も大合唱、お風呂から出てきた2人が楽しそうだねー！って加わってカラオケ大会みたいになってきた






一曲歌ったら疲れてきちゃったから、お風呂に入れてあげて、おねんねタイム、まだ慣れないことばっかりだけど幸せそうな寝顔を見ると一生守っていこうといつもよりも強く思う





翔ちゃんを寝かしつけて、そのまま眠っちゃった雅紀も、きっとこの子幼いながらにあの日もっと早く行動すればよかったって責任を感じちゃってる部分もあるんだろうな





たまに切なそうに見る目には気づいてる、だからその分幸せにしてあげようねって話してるの、なにがあっても、いつまでだって一緒にいる






大好きだよの手話を寝てる翔ちゃんや雅紀、和と潤にするのが最近の日課、いつかもっと手話を上手くできるようになったらもっともっと愛情をたくさん伝えていきたいな、だからずっとそばにいようね？

……………
インスタのストーリーの翔ちゃんがあまりにもっっっっ、小説更新中にあれ出されたら心が乱れて書けねぇーよ！きり悪く終わっちゃってごめんなさい！

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