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智「今日登校日だったの？」
先生の後ろ姿をじっと見つめていたら、突然ぼそっと呟かれた言葉。
「え、あ、はい…センターの自己採点の結果を出すために」
智「あー、そういやなんか朝礼で言ってたな」
「先生、また寝てたんですか笑」
智「うん半分」
「、…笑」
相変わらずだなぁ。笑
ふふっと笑ってると、大野先生がくるっと振り返る。
智「お疲れ様」
柔らかい笑顔を私に向けた。
「…っ、あ、ありがとうございます、」
胸がとくん、となる。
「あの、結構良かったんですよ、全科目」
智「へぇすごいじゃん」
「たぶん滑り止めは受かります」
智「おー、じゃあその調子で一般も大丈夫そうだな」
「、だといいんですけど…」
ちゃんと勉強してきたし、模試でも判定は合格圏内だった。
でもやっぱり不安。
本番何があるか分かんないし。
智「大丈夫でしょ、高倉なら」
そう言いながら、椅子から離れてどこかへ行く大野先生。
「…、」
先生行っちゃった。
もしかして邪魔だったかな。
描くのに集中したい時に来ちゃったかな。
製作途中の絵を見つめてそんなことを思ってたら、大野先生が戻ってきた。
智「はいどうぞ」
「…え？」
何かを差し出した大野先生の手元を見ると。
「え、御守り…？」
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作者名：さくらこ | 作成日時：2017年8月3日 23時
