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暗がりの中、堤防の上を二人並んで歩く。
時折吹く風がふわっとスカートを揺らす。
私と翔以外他に誰もいなくて、まるで二人だけの世界のよう。
「あ、月が見える」
ふと空を見上げたら、綺麗なお月様が私たちを照らしていた。
普段こんな風に月を見ることなんてなかったな。
晴れてたらこんなに綺麗に見えるんだ。
翔「月が綺麗ですね」
ぼーっと空を眺めてたら、不意に隣で呟かれた言葉。
「っ、え…」
翔「、なんだよ、その反応」
「いやだって…」
翔「っ、あのな、今のは」
「や、それは知ってるよ、知ってるけど」
よく普通に言えたね？
恥ずかしすぎるよ…！
翔「知ってんならのってくれよっ」
「え、やだよ！」
翔「なんだよもう、あー言わなきゃよかった…」
まじ恥ずいじゃん、って顔を手で覆う翔。
「ふふ、」
翔「笑うなよっ」
「ごめんごめん笑」
翔「、ったく…」
「でも翔、私も」
ふてくされる翔を見上げて。
「月が綺麗だなぁって、思ってるよ」
からかい半分でそう言ったら。
「…っ、！」
不意に目の前に影が落ちて、唇がふわっと重なった。
「っ、翔っ」
翔「ばーか」
「もうっ」
今のはずるい。
でも。
好き。
はは、って笑う翔につられて私も笑う。
翔と初めてしたケンカ。
できればもうしたくないけど、もしかしたらまたしちゃうかもしれない。
でもお互いを想ってたらきっと仲直りできるから。
もしすれ違っても、その度に仲良くなっていこうね。
翔「A」
大好きな声に惹かれて顔を上げたら。
翔は私を抱き寄せて、もう一度優しくキスをした。
END
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嵐love(プロフ) - 再会、そして動き出すとホントの気持ちを読みました。どちらもドキドキとキュンキュンとワクワクしました。色々な気持ちに為りながら読みました。ニノ気持ちを読んだときは、切なくなりました。翔くんとニノが大好きです。 (2018年4月7日 21時) (
レス) id: 6370002464 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2017年6月14日 19時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ | 作成日時：2017年6月10日 17時
