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私が止めなきゃ。
そう思って、二人の間に割入ろうとした時。
翔「Aは誰にも渡さない」
え？
耳に届いた声にドキッとした。
いつの間にか真剣な顔に変わった翔が、先輩から私に目を移す。
翔「Aごめん。俺、ほんとはあんなこと言うつもりじゃなかった。けど気づいたら最低な言葉ばっか口走ってた」
「、翔…」
翔「誕生日さ、バイトでドタキャンしなきゃいけなくなったの、俺すげぇ悔しかったんだ」
「悔しい…？」
翔「実は、Aが喜んでくれたらいいなぁって…サプライズ考えてたんだ」
「えっ、」
翔「なのにできなくなって、悔しくてイラついて。そのまま電話しちゃったから、Aに強く当たっちゃって…まじでごめん」
そうだったんだ…
サプライズなんて、考えてくれてたんだ。
翔「すぐ言えばよかったんだけど、なんか恥ずかしくて言えなくて。あとこの前のは…まぁ結局は嫉妬っつうか」
「え、」
翔「でもまじで言い過ぎた。あれはないよな…」
ばつが悪そうに眉を下げる翔。
靄がかかっていた空が晴れていくように明らかになっていく翔の気持ちに、私の心もすっと解けていく。
翔「きっと分かってくれるってどこかで思ってたのかもしんない」
「っ、私も、分かってるつもりだった」
翔「、…」
「翔のこと分からなくなった時少し寂しくなったの。分からないこともあるんだって、全部知ってる気になってたんだって気づいた」
自分の知らない翔が見えたから、動揺してどうしたらいいか分からなくなったんだ。
翔「…幼なじみってことに甘えてたな」
翔がぽつりと呟く。
「あっ…そういうことか…」
翔「ん？」
「あ、ううん、なんでもない」
二宮くんが言ってたこと。
幼なじみだから複雑になってる、ってそういうことだったんだね。
お互いが無意識に甘えてたから、なかなか仲直りできなかったんだね。
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嵐love(プロフ) - 再会、そして動き出すとホントの気持ちを読みました。どちらもドキドキとキュンキュンとワクワクしました。色々な気持ちに為りながら読みました。ニノ気持ちを読んだときは、切なくなりました。翔くんとニノが大好きです。 (2018年4月7日 21時) (
レス) id: 6370002464 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2017年6月14日 19時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ | 作成日時：2017年6月10日 17時
