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和「大野先輩？」
二宮くんの、誰？という顔にハッとする。
「あ、知らないか。高校の時の部活の先輩」
和「ふーん、山本って何部だっけ」
「美術部だよ」
和「美術部か、…ん？あ、大野先輩？」
「うん？」
和「もしかして、なんかよく、終業式とかで表彰されてた人？」
「あ、そう！その人が大野先輩！」
そういえばそうだったなぁ。
大野先輩は、いくつものコンクールで賞を取っては式の時に舞台に上がって表彰されてた。
だから美術部員じゃなくても、二宮くんみたいに、大野先輩のことが印象に残ってる人は結構多いのかも。
和「へぇ、あの人か…」
「うん」
和「そっか…先輩空いててよかったね」
「うん、ほんとにね笑」
楽しかった昨日のことを思い出してる私の横で、二宮くんはどこか浮かない顔をしていたけど。
私はあんまり気に留めていなかった。
.
それから数日後。
大野先輩から「絵が完成した」って連絡をもらって。
私は学校帰り、待ち合わせした駅前のカフェに向かった。
翔とはずっと、会わない日々が続いていた。
授業ももう被ってないし、まず学部が違うからすれ違うこともなくて。
会うことはおろか、LINEさえしてない。
一応仲直りはしたはずなのに、相変わらずのこの距離感はなんでなんだろう。
翔との間に感じる透明の壁に、私はどうすることもできずにいた。
智「Aちゃん！」
店に入ったら奥の方から名前を呼ばれて。
目をやると大野先輩が手を振っていた。
「お待たせしてすみません」
智「ううん、全然」
小走りで寄って行って、先輩の向かい側に座った。
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嵐love(プロフ) - 再会、そして動き出すとホントの気持ちを読みました。どちらもドキドキとキュンキュンとワクワクしました。色々な気持ちに為りながら読みました。ニノ気持ちを読んだときは、切なくなりました。翔くんとニノが大好きです。 (2018年4月7日 21時) (
レス) id: 6370002464 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2017年6月14日 19時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ | 作成日時：2017年6月10日 17時
