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ソフトクリームを買って、急ぎめで食べてショッピングセンターを出る。
倉岡「帰ったら、遅ぇって言われそう」
翔「ギリかもなぁ」
倉岡「櫻井が買い出しを何かと勘違いしてたせいでな」
翔「まじごめんって」
前を歩く2人の言い合う様子に思わず苦笑する。
すると隣から、
七海「ショッピングデート、してたの？」
と、茶化すような声が聞こえた。
「えっ？」
七海「2人、付き合ってるんでしょ？」
「えっ、なんで…あっもしかして、」
倉岡くんが？と思って、パッと七海ちゃんの方を向くと、
七海「あ、違うよ。私から聞いたの。最近一緒にいて、なんとなくそんな気がしたから」
「え、うそ…そんな気、した？」
七海「うん。なんかね、視線とか雰囲気が付き合ってる2人って感じした」
ふふ、と楽しそうに笑う七海ちゃん。
視線？雰囲気？
えぇわかんないな。
呼び名だけじゃ意味なかったのかぁ…
「あの、誰にも言わないでね」
七海「ふふ、倉岡くんにも言われた。大丈夫、誰にも言わないよ」
「ありがとう」
七海「バレるのほんとに嫌なんだね」
「嫌というか……」
文化祭準備のおかげでクラスにも馴染んできた今、みんなの反応を気にしてビクビクすることはあまりなくなってきた。
だから、バレるのが嫌っていうのとはちょっと違くて、でも…なんだろう、上手く言えない。
七海「わかった。じゃあ、おあいことして、私のことも一つ教えてあげる」
頭の中で考え込んでた私に、突然そう言った七海ちゃん。
「え…なに？」
そう聞くと、七海ちゃんは急に声のトーンを落として、
七海「私ね、倉岡くんのこと、ちょっと気になってる」
と言った。
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K,I,O,H,W,D - はじめまして！このお話最高です！翔君推しの私からしたら得しかなくて笑続きを楽しみにしています！作者さんのペースで頑張ってください！応援しています！ (2020年11月17日 13時) (
レス) id: 522229740f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ | 作成日時：2020年4月22日 18時
