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翔「正直怖かったんだよ」
手元に目を落とした翔さんがぽつりと呟く。
「怖い？」
翔「里奈のこと頭になかったなんて知ったら、ショック受けるだろうし。もう一緒にいられないかもしんねぇなって」
「えっ…」
翔「だから嬉しかった。あんな風に言ってくれて」
「翔さん…」
翔「ほんとに、ありがとな」
私の拙い言葉が、ちゃんと翔さんに届いてくれたんだ。
その嬉しさで、胸がいっぱいになった。
マグカップをテーブルに置いた翔さんが、ソファからラグに腰を下ろす。
翔「俺、今すんげぇすっきりしてんの」
私の目の前に座った翔さんが、ははと笑う。
「うん。そんな顔してます」
翔「でしょ？きっと泣いたから。久々だよ、泣いたの」
「そんなにですか」
翔「うん。前いつ泣いたんだろ。分かんねぇ」
自分の膝に置いてた私の右手に翔さんがそっと触れた。
翔「里奈のおかげ」
手の甲を、するすると翔さんの親指がすべる。
触れる温度が心地よくて、繋いだ手を眺めてたら、不意にきゅっとその手を引っ張られた。
わっと思う間に簡単に翔さんの方に身体ごと持ってかれて。
バランスを取ろうと、胡座をかく翔さんの脚の上に反射的に左手をついた。
「、びっくりし…」
びっくりした、と言いながら顔を上げた途端。
斜めに降りてきた翔さんの唇が私のそれに重なった。
「っ、」
目を見開いたまま、ただ翔さんの伏せた長いまつげを見つめる。
私が固まってるうちに、柔らかい感触を残して唇は離れていった。
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さくらこ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます！いえいえそんな、コメントとても嬉しかったです^ ^無事ハッピーエンドを迎えられて良かったです！ぜひまた読んでくださったら嬉しいです！ (2018年6月5日 18時) (
レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 完結おつかれ様でした！途中から時間がなくてついて行けなくてコメントも後手後手になってましたーすみません(>_<)幸せな二人になって良かったー思い出もたくさん増えるといいなーまた他の作品でもお邪魔できたらと思います。楽しみにしてますねー (2018年6月4日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - あいさん» お互いちゃんと気持ちを伝えられて良かったです。そしてバレンタインも二人で過ごせそうで一安心。笑（季節がズレにズレてしまいました…） (2018年5月22日 20時) (レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - またまたご無沙汰になっちゃいました(汗)一難あったけど、そこから更に気持ちが深まって…よかったぁ。主人公ちゃんが翔さん大切にしてる気持ちが伝わってきます。ちょこちょこ動揺してる部分も可愛くて好き(^^) (2018年5月15日 5時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - あいさん» いつもコメントありがとうございます！柚子さん…まさかのまさかでした…！ (2018年4月25日 22時) (レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ | 作成日時：2018年4月9日 21時
