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「辛い時とか苦しい時、私に頼ってほしい。今まで相葉さんにすら自分から頼ることしなかったんですよね？表に見せないで隠そうとして」
「でも分かるんですよ、翔さんのそばにいると。翔さんのことをちゃんと見てる相葉さんとか私には、何となく分かるんです」
「でもそばにいないと分かんない…私は相葉さんと違って会社に行けば会えるわけじゃないから。今回みたいに翔さんが傷ついてたことを後から知ったり、もしかしたら知ることもできなかったかもしれないのは寂しい」
まとまらないまま、ただひたすらに今胸の中にある想いを吐き出す。
「忙しくて連絡できなかったっていうのは、翔さんの優しい嘘じゃないですか？わざと連絡しなかったんじゃないですか？」
私の問いかけに、翔さんは瞳を揺らすだけで何も答えない。
「翔さん。私は翔さんの彼女ですよ。翔さんのことが好きだから、辛いことも苦しいこともちゃんと話してほしいんです」
翔「…ごめん」
「…え？」
翔「確かに嘘ついた。でも俺がついたのは優しい嘘なんかじゃない」
え…どういうこと？
翔「俺、この二週間、里奈のこと全く頭になかった。自分の殻に閉じこもって考えようともしてなかった」
「え…」
翔「俺さ、十年前に好きって気持ちを捨てた時、それはイコール死ぬまで一人で生きてくことだって悟ったんだ。辛くてもしんどくても一人だって」
死ぬまで一人。
その言葉がやけに耳に刺さった。
翔「誰かに頼るとか、そんなこと考えもしなかった。…里奈のこと、好きだし信じてるはずなのに。心のどっかで、自分以外信じられないってまだ思ってんだよ、きっと」
翔「…だから里奈から連絡来た時、ハッとしたんだ。あぁ俺には里奈がいたんだ、ってそこでやっと気づいた」
翔「最低だよな、俺。こんなんで、好きとかそばにいてほしいとか言われても、嘘にしか聞こえねぇよな…」
翔さんが自嘲気味に笑う。
私はたまらず一歩前に踏み出して、翔さんの手を取って両手でぎゅっと握った。
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さくらこ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます！いえいえそんな、コメントとても嬉しかったです^ ^無事ハッピーエンドを迎えられて良かったです！ぜひまた読んでくださったら嬉しいです！ (2018年6月5日 18時) (
レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 完結おつかれ様でした！途中から時間がなくてついて行けなくてコメントも後手後手になってましたーすみません(>_<)幸せな二人になって良かったー思い出もたくさん増えるといいなーまた他の作品でもお邪魔できたらと思います。楽しみにしてますねー (2018年6月4日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - あいさん» お互いちゃんと気持ちを伝えられて良かったです。そしてバレンタインも二人で過ごせそうで一安心。笑（季節がズレにズレてしまいました…） (2018年5月22日 20時) (レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - またまたご無沙汰になっちゃいました(汗)一難あったけど、そこから更に気持ちが深まって…よかったぁ。主人公ちゃんが翔さん大切にしてる気持ちが伝わってきます。ちょこちょこ動揺してる部分も可愛くて好き(^^) (2018年5月15日 5時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - あいさん» いつもコメントありがとうございます！柚子さん…まさかのまさかでした…！ (2018年4月25日 22時) (レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ | 作成日時：2018年4月9日 21時
