129 ＊4/14 ページ2
よかった、返事来て。
ほっと一安心して、“ここに来てください”というメッセージとともにお店の地図を送る。
するとすぐに了解と返ってきた。
私はカフェを出て、指定した居酒屋へ向かった。
翔「お待たせ」
居酒屋で座って待っていると、少しして翔さんがやって来た。
翔「ここ半個室になってるんだね、初めて来た」
「あ、はい…実は知り合いのお店で」
翔「へぇそうなんだ」
くだけた雰囲気の方がお互い楽かと思って居酒屋にしようとしたんだけど。
連絡が来るか分からないし予約はできないってなって、知り合いに席の確保をお願いしてしまった。
居酒屋だけど半個室だし話はしやすいのが利点。
病み期、なのかな…
翔さんがコートを脱ぐ様子を眺めて思う。
はっきりは分からないけど、どこか疲れた顔してる気もする。
それは仕事疲れなのか、それとも精神的なものなのか…
翔「…久しぶりだよな」
私の向かいに座った翔さんが気まずそうにそう言った。
「、はい」
翔「全然連絡しなくてごめん。昨日も返事しなくて悪かった」
「いえ…」
翔「…俺のこと嫌いになった？」
「えっ、」
パッと顔を上げると、翔さんは不安そうに私を見ていた。
「、そんなまさか、嫌いになるわけないです」
翔「そか…よかった」
「…、」
翔「じゃあ…話したいことって何？」
その問いに答えるには、まだ心の準備が足りなくて。
とりあえず注文してからでもいいですか、とほんの数分のことなのに先延ばしにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 351人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらこ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます！いえいえそんな、コメントとても嬉しかったです^ ^無事ハッピーエンドを迎えられて良かったです！ぜひまた読んでくださったら嬉しいです！ (2018年6月5日 18時) (
レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 完結おつかれ様でした！途中から時間がなくてついて行けなくてコメントも後手後手になってましたーすみません(>_<)幸せな二人になって良かったー思い出もたくさん増えるといいなーまた他の作品でもお邪魔できたらと思います。楽しみにしてますねー (2018年6月4日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - あいさん» お互いちゃんと気持ちを伝えられて良かったです。そしてバレンタインも二人で過ごせそうで一安心。笑（季節がズレにズレてしまいました…） (2018年5月22日 20時) (レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - またまたご無沙汰になっちゃいました(汗)一難あったけど、そこから更に気持ちが深まって…よかったぁ。主人公ちゃんが翔さん大切にしてる気持ちが伝わってきます。ちょこちょこ動揺してる部分も可愛くて好き(^^) (2018年5月15日 5時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - あいさん» いつもコメントありがとうございます！柚子さん…まさかのまさかでした…！ (2018年4月25日 22時) (レス) id: e77eec2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらこ | 作成日時：2018年4月9日 21時
