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卒業 ページ20
ついにきた、卒業の日。
朝からバタバタで全然先生に会えてない。
私よりももっと忙しそう。
式の間ずっと先生のことを考えていた。
悲しそうに空を見る先生のことが気になって。
私の担任になって。
ボコボコにされてまで助けてくれて。
忘れられない人の存在を知った。
風邪をひいた私をおんぶしてくれた。
球技大会の時も。
旅行で先生の過去を知った。
拒絶されて、また笑ってくれて。
思い出せばきりがなくて。
大切な友達だってできた。
私が馬鹿なことをしたらちゃんと叱ってくれた、
咲とたぁ君。
これからもずっと付き合っていきたい、大切な友達。
辛いことばかりじゃなかった。
こっちに引っ越してきて本当によかった、って心から今思う。
私はここで、たくさんのことを学んだ。
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作者名：華穂 | 作成日時：2017年7月21日 18時
