チャラ男と純粋ちゃん (ページ20)

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部屋に入ると何故か3人とも口をポカーンと開けてフリーズした。

伊「なに、ゴキ○リか幽霊でもいる？」←

有山知『『『･･････』』』

ちょ、無視しないで！先輩悲しい(泣)

一番初めにフリーズがとけたのは有岡。

急にﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ跳ねて窓に駆け寄った。

有『めっちゃ豪華！景色綺麗ーっ！あ、ちっちゃいけど富士山見えた！』

※ただの山です

伊「違う、それエベレスト」←嘘

知『そんなの見えないのに…』

有『えー、そこの山だよ！知念見えないの！？あ、エベレストじゃないからね！富士山～～♪』

『富士山そっちじゃないし！静岡出身ナメんな』

有岡の鼻をｷﾞｭｯと摘まむ知念。

有『ぎゃー痛い』

いや、全然痛そうじゃないし、それに知念にくっついてるし･･････こりゃ出来てるなぁ～～

どっちが攻めだろ、有岡かな？

と、右手にｷﾞｭｯと抱きつかれた。

山『…先輩、すごい綺麗です！僕感動しました//』

瞳を輝かせて、笑顔で言う山田、天使いぃぃぃぃ

しかも顔赤い、上目使いとか可愛いすぎる！

知『先輩、そろそろ勉強教えて下さい』

伊「あ･･････了解～～」

せっかくいい感じだったのに………残念。

伊『よぉーし、初めるよぉ』

：：：：：：：
勉強会1時間経過。

山『あ、先輩、解けました！答え、こうですか？』

可愛いさ満点。だけど……

「あぁ～惜しいぃ～ここね、こうやって…」

なんて言いながら後ろから抱きつく感じで教える。

ちょっと耳に吐息がかかる感じね♪

そしたらやっぱり、顔も耳も赤くして、可愛いなぁ……

ちょっとﾌﾟﾙﾌﾟﾙしてる山田に意地悪しちゃお☆

「ね、顔赤いけど大丈夫？耳も真っ赤ぁ～」

頬をぷにぷにして、耳をスーッとなぞる。

口をパクパクさせた後、顔を手で覆った。

『だ、大丈夫ですっ// あ、お腹空いてませんか？何か作ります！』

上手くそらされた。

「山田の得意料理って何？それ食べたい！」

『得意って訳じゃないけど、よく作るのは金目鯛の煮付けです……あっ！』

山田が急に黙ると、知念が口パクで “バカ、訂正して” と言う。

あぁ～～、俺の好きな料理作るはずが、ってことね。光達の会話盗み聞きしてたから知ってる。

でも、俺は得意料理が食べたい。得意料理の出来で家庭的さが分かるんだよね。

『金目鯛の煮付け、食べたい！作って！』

『わ、分かりました。キッチン借ります…//』

分かりやすく緊張してる。

料理作るレアな山田ガン見。

そんなこんなで料理完成しました。