検索窓
今日:74 hit、昨日:31 hit、合計:45,730 hit

ページ6





「勘違いではなかったです」

「あのテーブルの彼?」

「なんか、注意されてて。ああよかった、自意識過剰じゃなくて。」

「知り合いとかでもなく?」

「え、あんなイケメンな知り合いいませんよ!」

「えー、知り合いかもしれへんから見てたとかじゃない?確信が持てんくて〜みたいな。」

「ええ?」



ツキさんにそう言われても私の記憶に心当たりはなくて、もし彼が私のことを見たことがあるのなら、たぶん、きっと人違いだと思うし。



「それかAちゃんに一目惚れしたとか」

「まさか」

「ひー、無自覚って怖あ!私は自分のこと美人やと思ってるからあれやけど、Aちゃんはほんまに自覚ないんやろ?ひー、天然物の美少女やあ」


怖怖って身震いしてオーダーを取りに行くツキさんの背中を眺める。

すると、さっきのイケメン集団がお会計をするみたいで私もレジへ向かう。


「お会計3500円になります」

「カード使えますか」

「使えますよ」


彼が支払いをして、そのカードをしまうかと思えば、私の手を握られ混乱した。


「えっ、と」

「あ!おい!」

「もしかしてAちゃん?」

「そうですけど、どうして私の名前を?」

「俺のこと覚えてない?アサヒ、ひーくんやで」



・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
293人がお気に入り
設定タグ:浜田朝光 , TREASURE , アサヒ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:山桃 | 作成日時:2024年1月12日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。