宮館くんの場合 ページ6
(宮館side)
くすのき熱を出しました。明日一日休めば治ると思いますが、念のためご連絡させていただきました。のどの風邪ですので、うつすといけないのでメンバーには内密にお願いいたします。夜分に失礼いたしました。
宮「おや」
姫から届いたLINE。これは見逃すことができないな。
とりあえず…と。冷蔵庫の中から野菜を取り出して細かく切り、冷凍してあったごはんと一緒に、土鍋で煮込む。もちろんだしも忘れずに。
しっかり煮込んだら、タクシーを手配。保温容器に入れてエントランスに降りると、いいタイミングでタクシーが到着したから乗り込んで姫の家へ。
エントランスには、見知った管理人さんの姿が。事情を話し、中へ入れてもらう。
エレベーターで姫の家の階まで上がり、部屋の前に到着。
宮「さて…どうしようかな…」
少し悩んだけど…チャイムを押すのはやめて。
保温容器をバッグごと、ドアノブに。一輪の赤いバラも忘れずに。
管理人さんに会釈をし、マンションを出て、タクシーに乗り込んだあたりで姫にLINE。
だて体調はどうですか。外におじやを置きました。食べられるようなら食べてください。
既読は、俺が家に着くころについた。
そして。
くすのきありがとうございます。おいしいです。お見舞いでお花もらったの初めて
初めて、か。いい響きだね。
俺の愛情がたくさんこもっているから。
きっとすぐに、元気になるよ
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空蒼陽夏(あそうはるか)(プロフ) - 皆の反応がホントにリアルにありそう（笑）って楽しく読ませていただきました！私は康二くんの対応が好きです（笑） (5月9日 0時) (
レス) @page11 id: 0c8d59f76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年8月1日 21時
