1人きりの少女と6つの光【すとぷり】

ｶﾞﾀｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ ページ37

思ってたより優しい？
もっと怖いと思ってたでもすんなり要求を受けいれてくれるとは思ってもみなかった
莉「Aちゃん？行こー？」
『っはい』
る「頑張ってくださいねー」
莉「ありがとーばいばーい」
『ﾍﾟｺｯ……』
屋上にいた私たちは1階の理科室に向かった
莉「Aちゃんすごい緊張してたね」
『そんなことないです…ただるぅとさんと葵さんに私はよく思われていないみたいなので断られると思っていただけです………特に葵さん』
莉「まぁあの二人は特に警戒心が強いからね」
『……動物なんですか？二人は』
莉「アハハそう聞こえた？でも警戒心強いけどすごく優しいいい人だからAちゃんとも仲良くしてくれたら俺は嬉しいんだけどなぁー」
『私は仲良くしたいとはこれでも思っていますよ』
嘘は言っていないと思う
莉「えー……ほんとに？」ﾆﾔﾆﾔ
『思ってますよ！ほら早く行きますよ！ななもりさんの所に』
莉「ﾌﾌｯ……はーい！」
屋上から1階に移動して理科室へ向かう
莉「着いたね」
『そうですね』
莉「よしじゃ行くよ？コンコーンなーあーくーん！」
な「ふぇ！？莉犬くん！ちょ…ちょっと待って！」
ｶﾞﾀｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝﾊﾞﾝｺﾞﾝ
な「ｲｯﾃ!!」
『だ…大丈夫なんですか？』
莉「た…たぶん？」
ｶﾞﾁｬ
な「ハァハァ……お…おまたせ…あれ？Aちゃんも居るの？……ハァハァ……どうぞ入って」
そう言いながらドアを片手でドアを抑えて中に入れてくれる紳士なななもりさん
莉「すごい音してたけど大丈夫？」
な「大丈夫…それよりどうしたの？何か用があったんでしょ？」
『あっはい！、ななもりさんの使う毒魔法を吸収したいんですけどいいですか？』
な「もちろんいいよ！……場所移動する？」
『吸収するのに場所は取らないので毒魔法に場所を取るなら移動してもいいですけど』
な「毒魔法に場所は取らないからここでも平気だね……俺はいつでもできるよ！」
『分かりました……ﾀｯﾀｯﾀｯ……このくらいでいっかお願いします！』
胸の前で両手を広げる
な「はーい」
莉「俺は離れてるね」
私とななもりさんの間にいた莉犬さんは少し離れた位置に移動したななもりさんはそれを確認してから深呼吸をする
な「毒魔法・毒針」
私と同じく両手を胸の前で広げておそらく毒の含まれているであろう液体が出現し始めるその中から数十本の針がこちらに飛んでくる
『鏡魔法・リフレイン』
飛んできた針を全て鏡の中に吸収させる

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