何でも屋さんにお任せください。 ２ ページ8
依頼内容はシンプルだ。
「伊野尾を仲間にしたい。」
山田「簡単に言ってくれるけど、なかなか手強いよ？あの人。」
八乙女「そうなんだよね。」
八乙女も溜め息混じりに笑う。
知 念「早く落としちゃおうよ。みんなも絶対に気に入るよ。」
有岡「知 念、言い方っ💦」
有岡が知 念の「落とす」発言をたしなめる。
高木「薮君達がそこまで惹かれる人って、どんな人だろうね。確かに興味湧くよ。」
有岡「で？居場所はわかってるんでしょ？」
八乙女「あ〜、コレ？」
八乙女は携帯をポケットから取り出すと有岡に携帯の画面を見せる。
そこにはマップが表示されており、赤い点がチカチカと一点で点滅していた。
高木「今度はどこに仕込んだの？ＧＰＳ。」
八乙女「靴の中敷きの裏。」
八乙女が八重歯をキラリと見せて得意げに笑う。
裕翔「……………んっ？此処って………。戻ったのか……」
携帯の画面を覗き込んだ裕翔が表情を曇らせて呟く。
山田「どうした？」
裕翔の態度に山田が尋ねる。
裕翔「あぁ〜。此処さ、良くない身の売り方される場所。以前、伊野尾君が身を置いてたとこだよ。」
山田は一瞬、スンッと心臓部分が冷える感覚に襲われた。
山田「知ってる場所？」
なるべく平静を装って裕翔に聞くが、背中に冷や汗が伝うのが分かる。
裕翔「だって、この前山田の依頼の時に此処へ行ったもん。んで、伊野尾君を買った。」
山田「は！？買った！？」
裕翔のサラッと答えたのに対し、山田は思わず素っ頓狂な声で叫ぶ。
裕翔「うん。買っちゃった♡」
裕翔が、てへっと笑いながら可愛く舌を出す。
山田「おまっ！この前そんなこと一言も言ってねぇ！！」
裕翔「だって〜。こんな飴玉2つ封筒に入れて渡されただけだったし〜。全部聞き切る前にBar飛び出していったの誰よ？」
裕翔はいたずらっぽく笑いながら、親指と人差し指で輪を作り飴玉の大きさを表す。
山田「だって、それはお前が喉の調子が〜って言ってたから喉飴玉渡したんだろうが！」
裕翔「ははは。ま〜聞かれても何も無いんだけどね。伊野尾君の情報を得るために手っ取り早く本人を買ったんだけどさ。全然ダメだった。」
裕翔がふっ悲しそうに目を伏せた。
山田「なんで？裕翔が情報掴めないってことあんの？」
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サツキ(プロフ) - 青空さん・コメントありがとうございます！嬉しいです！かっこいいjumpちゃん、書けるように頑張ります！！ (3月27日 22時) (
レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - 楽しみにしています。かっこいいjumpちゃんを！ (3月27日 22時) (レス) @page20 id: a1f6031022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サツキ | 作成日時：2024年2月3日 17時
