何でも屋さんにお任せください。 １ ページ7
高木「いらっしゃい。薮君。」
高木の低めで甘い声に出迎えられる。
薮「おぅ。」
薮は鋭い眼光と共に軽く右手を上げながらBar「JUMP」へと入る。
薮に続き、山田、知 念、八乙女も神妙な面持ちで続く。
Barの扉には「貸し切り」の札が掲げられ、今日という特別な日をメンバーで祝う。
予定だった。
確かにBarの扉には「貸し切り」という札が掲げられ、11月14日は特別な日だ。
でも、お祝いといった雰囲気はない。
中央の丸机に軽く腰を掛け腕を組む有岡。
手前のカウンターには、スラッと伸びた長い足を組んで座り、片ひじつけ頬杖つく裕翔。
カウンターの中で、両手を広げてカウンターにもたれるようにして佇(たたず)む高木。
薮達が店に入ると、一様に皆目線だけを薮達に送る。
３人の姿は、雑誌か何かの表紙かと見紛うほどの立ち位置と佇(たたず)まいだ。
薮「ふっ」
薮の片方の口角だけが不意に上がり、小さく笑みを浮かべる。
そして…
薮「ごめんって〜💦」
次の瞬間、薮がふにゃふにゃの笑顔で両手を胸のあたりで合わせ「ごめんね」ポーズをしながら言う。
ズルッと腰から砕けるメンバー達。
「はぁ〜…」
盛大な溜め息があちらこちらで聞こえる。
山田「ったく。散々人のこと『らしくない。らしくない。』言っておいて、１番らしくないのは誰よ。」
山田が薮に睨みをきかせ苦々しく言う。
薮「はい〜っ。」
肩をすぼめて小さくなる薮。
有岡「びっくりしたよ。ヒカから連絡来た時は。」
有岡も呆れたように言う。
薮「ですよね〜。」
さらに小さくびくびくする薮。
高木「しょうがないよ。仕事だもん。」
高木がははっと笑いながら言う。
薮「この埋め合わせはするから💦」
裕翔「いいじゃん！そういう薮君も俺は好き。」
裕翔がニパッと無邪気な笑顔で言う。
薮「裕翔〜。」
救われたように目をキラキラさせて裕翔と拝む薮。
八乙女「だってさ、受けないわけいかないじゃん。」
薮の後ろに控えていた、八乙女と山田、知 念が薮を追い越し、高木と裕翔と有岡の方へ歩み寄と、山田を中心としてくるっ薮に向き直る。
そして、山田が軽く両手を広げてメンバーを見渡すと不敵な笑みを浮かべた。
山田「さぁ、薮ちゃん。何でも屋さんにお任せください。」
薮は満足そうにメンバーを見渡す。
今回の依頼人は、薮宏太。
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サツキ(プロフ) - 青空さん・コメントありがとうございます！嬉しいです！かっこいいjumpちゃん、書けるように頑張ります！！ (3月27日 22時) (
レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - 楽しみにしています。かっこいいjumpちゃんを！ (3月27日 22時) (レス) @page20 id: a1f6031022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サツキ | 作成日時：2024年2月3日 17時
