バラバラ ３ ページ5
知 念「しかし、今回の依頼は何？
全然話しが見えてこないんだけど。
復讐？
違うなぁ……
だって伊野ちゃん、だれも恨んでないもん。
強いて言うなら、自分自身を責めてる。
そもそも、本当に伊野ちゃんからの依頼？
なんか違う気がするだけど。」
ちゃっかり伊野尾を「伊野ちゃん」呼ばわりで、持ち前の頭の回転の良さをフルに活かしてどんどん捲し立てる。
薮「伊野尾は元々山田が拾ってきた奴だ。道路に自分から飛び出したところを、山田が阻止った。」
知 念「？！」
知 念が青天の霹靂、前代未聞、天変地異などなど一気に衝撃を受けた表情で固まる。
山田「だ〜か〜ら〜…。俺、みんなからどんな奴だと思われてんの💧」
山田がうんざりした表情で頭を抱える。
知 念「そりゃ〜らしくないこと起きるはずだね。」
知 念は同情するかのように、納得した表情で山田の丸くなっている背中をポンポンと叩いた。
山田「なんか…ほっとけなかったんだ。俺も何でこんなに世話焼いてんのか、正直わかんねぇ。」
知 念は一瞬だけきょとんとしたが、すぐに優しい笑みを浮かべる。
知 念「涼介は、自分のことになると不器用さんだからね
。」
クスクス笑う知 念を山田はじと〜っと睨む。
山田「どういう意味だよ。」
知 念「僕は伊野ちゃんのこと気に入ったよ。
むしろ好き。」
知 念は一瞬自分の気持ちを確かめるように目を伏せる。
そして、
知 念「いいじゃん。伊野ちゃんが望もうが、望もまいが、首、突っ込んでやろうじゃん。」
薮「お前らなぁ…。俺達はいつからボランティア団体になったんだ？」
薮が呆れたように溜め息をつきながらぼやく。
知 念「よく言うよ。宏太こそなんだかんだ言って伊野ちゃんのこと気にしてように見えるけどね。
らしくないのは、宏太も同じだよ。」
知 念が挑発するように不敵な笑みを薮に向ける。
薮「ちっ。調子狂うな。」
薮は舌打ちをし、髪の毛をかき上げた。
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サツキ(プロフ) - 青空さん・コメントありがとうございます！嬉しいです！かっこいいjumpちゃん、書けるように頑張ります！！ (3月27日 22時) (
レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - 楽しみにしています。かっこいいjumpちゃんを！ (3月27日 22時) (レス) @page20 id: a1f6031022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サツキ | 作成日時：2024年2月3日 17時
