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虜 1 ページ16

高木の待つ部屋に入って来たのは、大人しそうで少し不安そうな面持ちの可愛い顔の男の子。

薄茶「あっあの…ご指名、ありがとうございます。」

高木「そんなに怖がらないで。優しくするから。」

高木が優しく薄茶という源氏名の男の子をエスコートする。

そして……

薄茶「あっ…あぁ〜………」

早々に高木の虜にされてしまった薄茶が一糸纏わない姿のままベッドの中で高木の腕の中に身を寄せている。

高木「良かったよ。」

高木は薄茶の頬を優しく撫でると薄茶は頬を赤らめてうっとりと高木を見つめる。

高木「ねぇ。立ち入ったこと、聞いてもいい?」

薄茶「何でもどうぞ。」

高木「なんで、ここで働いてるの?」

いきなりドストレートな質問に薄茶は一瞬目を丸くしたが、ぽつりぽつりと話し出す。

薄茶「親の借金ですよ。よくある話しです。」

高木「お金返すだけならここじゃなくても良くない?」

薄茶「まともじゃないとこからお金借りてるんで、普通に働いて返せるような額じゃないです。」

薄茶は悔しそうに奥歯を噛み締めながら話す。

高木「そっか…」

高木はそんな薄茶に優しくキスを落とす。

薄茶「うんっ……」

薄茶はとろけそうな表情で高木の唇を受け入れた。

高木「ごめんね。変なこと聞いて。」

薄茶「いえ、他の子もみんな同じ感じですよ。大した理由なんて無いです。」

薄茶は、はっと思い出したかのうに右手を顎に軽く添える。

高木「どうしたの?」

薄茶「いえ、僕らの先輩に青さんっいう人が居るんですけど、その人はちょっと違うかもしれません。」

高木「違う?」

薄茶「大杉本さんが『妹がどうなってもいいの?』ってよく言ってるんです。人質なんですかね。」

薄茶は時代劇みたいですよね。とハハハッと笑っている。

高木は一瞬目を伏せながら『妹?』と考えを巡らす。

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サツキ(プロフ) - 青空さん・コメントありがとうございます!嬉しいです!かっこいいjumpちゃん、書けるように頑張ります!! (3月27日 22時) (レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - 楽しみにしています。かっこいいjumpちゃんを! (3月27日 22時) (レス) @page20 id: a1f6031022 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サツキ | 作成日時:2024年2月3日 17時

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