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カクテルJUMP、色は赤 ２ ページ8
裕翔と呼ばれた男性は中島裕翔。
『何でも屋』と協力関係を結んでいる情報屋だ。
笑顔が爽やかな好青年で演技力も高い。
その演技力でありとあらゆる場所から情報を収集してくる。
その裕翔から伊野尾が今どのあたりに居て何かをしているかという情報を詳しく聞いた山田は裕翔に封筒を渡す。
裕翔は封筒の中身を確認し、軽く右手を上げる。
山田「俺、ちょっと行ってくる。」
山田はすぐさま足早にBarを出て行った。
裕翔はカウンターを背に向け、カウンターにもたれ掛かり両肘を付く。
裕翔「山田が他人に関心持つなんて珍しいね。」
有岡「何か重ねる部分があるんじゃない？」
いつの間にか裕翔の隣に歩み寄って来た有岡。
裕翔は目線だけを有岡に向ける。
高木は目を合わせることなく、洗いたてのグラスを綺麗に拭きながら呟く。
高木「何にしろ、関われば一筋縄にはいかなさそうかな。」
裕翔と有岡は山田が出て行った方を見つめた。
【補足】
「カクテルJUMP」→情報提供または情報回収相手
「濃さ」→・濃いめは有力情報
・普通はある程度の信憑性あり
・薄めは噂程度
「色」→・赤は情報提供
・青は情報回収
・黄は情報交換
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作者名：サツキ | 作成日時：2023年11月7日 19時
