一人じゃない ２ ページ42
長老「無いが、それがどうした？私１人ならなんとかできるとでも思っているのか？」
長老は鼻で笑う。
伊野尾「別に。」
伊野尾はふいっとそっぽを向く。
長老「お前は可愛いよ。頭も良い。余計なことは考えるな。」
長老は伊野尾の背後にまわり、肩からスルスルと手を伸ばし胸へと滑らせる。
伊野尾は感情を押し殺す。
長老「お前の中の『ローズストーン』も開花させなくはな。」
伊野尾「俺の中のローズストーン？」
長老「そうだ。１００年前のあの日、お前の心臓に埋め込んだ。」
伊野尾「そういうこと。」
長老「この１００年。『ローズストーン』を通してお前たちをずっと見守ってきたよ。」
長老は伊野尾の首筋を這うように舐め回す。
伊野尾「監視の間違いでしょ？……ぅうんっ！」
長老がぎゅっと伊野尾の両胸の突起を力を込めてつねる。
伊野尾は突然の胸の痛みに呻く。
長老「さぁ。ここからが本番だ。」
伊野尾「俺に、何をさせる気？」
長老「簡単なことだよ。」
長老が伊野尾の胸をまさぐる。
長老「お前の力を海底で爆発させて津波を起こさせる。」
伊野尾「はっ？」
伊野尾は目を見開きながら振り返り、背後にある長老の顔を見つめる。
長老「青薔薇と『ローズストーン』を融合させてみようと思ってな。」
長老はゆっくりと伊野尾の胸の突起をこねくりだす。
掌で優しく擦り、固くなった突起をつまみ上げ、先をなでる。
伊野尾はたまらず体をよじり、刺激から逃れようとするが、密着して体は離れない。
伊野尾「ぅんっ……そうな……こと……。どう……やつ…て……。っつ！離してっ！！ぅんんっ！」
長老「大丈夫。苦しいのは始めだけだから。すぐに快楽に溺れ理性を失う。そして、地上のすべてを洗い流してやれ。」
長老は伊野尾の右耳もとで囁き、そのまま右耳を甘噛む。
伊野尾はギリッと奥歯を噛む。
湧き上がる嫌悪感。
伊野尾「嫌だって…………嫌だって！って言ってるだろ〜が〜っ！！」
伊野尾は体に力を込めて、放出させる。
長老「うう゛っ！」
青い光が伊野尾を中心に波紋のように解き放たれ、長老とアクトが吹き飛ばられる。
伊野尾「いい加減にしてくれる？」
伊野尾が怒りに満ちた目で長老たちを見下ろす。
長老「まさか、伊野尾の攻撃を受ける日が来るとはな。」
長老は笑みを浮かべ、立て膝をつきながら立ち上がる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yamahituji405(プロフ) - 私さん、コメントありがとうございます！こんな内容ですが、作者はけっこう真剣に頑張って書いています💦なので、本当に嬉しいです。 (9月10日 12時) (
レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
私(プロフ) - すごく楽しみに読んでいるので書いてくださると嬉しいです、、 (9月10日 9時) (レス) @page25 id: 5567290ecb (このIDを非表示/違反報告)
yamahituji405(プロフ) - なななさん、コメント、本当にありがとうございます！まさかまさかの事態に手が止まり悩んでいました。励みになりますm(_ _)m (9月10日 8時) (レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 私は可能なら続きが読みたいです。ここじゃなくても良いので... (9月10日 2時) (レス) id: ecedb3883c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サツキ | 作成日時：2023年8月23日 14時
