覚悟 １ ページ28
朝、リビングにはまだ開花しまたままの薮と高木、有岡以外の獣達が揃っていた。
有岡「おっはよぅおおぉぉッ！？！」
有岡がリビングに入るなり奇声を上げる。
有岡「なんで薮まで開花してんの？！」
期待通りのリアクションだなぁと７人はリビングの食卓に各々座りながらぼんやり思う。
薮「ま〜……なんだ…。俺も開花してみたくなってさ。」
知 念「光に開花してもらったんだって。」
八乙女は顔を真っ赤にして恥ずかしそうにうつむいている。
両手を両太ももの内側に挟んで肩を縮こませている姿は女子さながらで可愛らしい。
有岡「そっ、そうなんだ〜。」
敢えてそこは無理やり納得したのは、そんな八乙女への配慮だろう。
山田「よしっ！みんな揃ったし。行くか。」
山田が元気に立ち上がり、みんながそれに続いて立ち上がる。
有岡「えっ！？俺のメシは？」
山田「てめぇは、あるもの何でも適当に食っとけ。」
山田は口を「イ〜」の形のまま器用に言い放つ。
有岡「え〜っ！！」
そんな山田と有岡のやり取りの中、顔が曇っている伊野尾に高木が肩を叩く。
高木「行こうよ。伊野尾君。」
伊野尾「うん。」
高木「なんか心配？」
伊野尾「いや……あの森を出る原因作ったの俺だからさ………どのツラ下げてってさ……」
知 念「気にすることないよ。」
裕翔「そうそう。実家みたいなもんじゃん。」
伊野尾「そうだね。」
伊野尾「(それだけじゃないけど……………)」
もう一つ気がかりがあったが言えない。
伊野尾の頭の中では一番最悪なパターンがあった。
でも、それを口にしたら現実になってしまいそうで…………
自分の思い過ごしであってほしい。
強くそう思いながら長老のところへ向かった。
伊野尾「すげー！重力操作できるんだ！！」
前回は意識を失っていたので初めて空中移動する伊野尾は無邪気にはしゃいだ。
そんな伊野尾をみんな微笑ましく見守った。
伊野尾「此処で降ろして。」
長老の家から目と鼻の先の森の中。
高木は伊野尾の言う通りにした。
伊野尾「ねぇ、みんな。今からじっちゃんに人魚のこと聞く。」
伊野尾は７人に背を向けて長老の家を見据えながらポツリと話す。
７人は静かに伊野尾を見つめる。
伊野尾「でも、それだけじゃないだ。じっちゃんに聞きたいこと。」
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yamahituji405(プロフ) - 私さん、コメントありがとうございます！こんな内容ですが、作者はけっこう真剣に頑張って書いています💦なので、本当に嬉しいです。 (9月10日 12時) (
レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
私(プロフ) - すごく楽しみに読んでいるので書いてくださると嬉しいです、、 (9月10日 9時) (レス) @page25 id: 5567290ecb (このIDを非表示/違反報告)
yamahituji405(プロフ) - なななさん、コメント、本当にありがとうございます！まさかまさかの事態に手が止まり悩んでいました。励みになりますm(_ _)m (9月10日 8時) (レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 私は可能なら続きが読みたいです。ここじゃなくても良いので... (9月10日 2時) (レス) id: ecedb3883c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サツキ | 作成日時：2023年8月23日 14時
