新しい場所 ３ ページ11
お引っ越し１日目の朝、伊野尾以外の獣たちは家のまわりを散策した。
緑に囲まれた崖の上に家はある。
崖といっても崩れそうな気配はなく、高級リゾートホテルの隠れ家的な場所だ。
でも、やはり高木が言っていた場所ではないらしいし、周りに民家やお店らしきものはない。
裕翔「ナビの情報だと…お隣さんまで５kmはあるね。買い物は１５ｋｍ先かな。」
タブレットを見ながら裕翔が言う。
有岡「環境が森の海バージョンだな。」
高木「俺、こんなとこ選んでないよ。」
八乙女「ま〜いいじゃん。海は海だし。」
若干落ち込む高木を八乙女が肩を叩いて慰める。
知 念「………………。」
いつもなら真っ先に「海行こうよ！海！！」と、テンション高くはしゃぎそうな知 念が心配そうにジッとある一点を見つめている。
その目線の先は伊野尾の部屋だ。
藪「伊野尾が心配か？」
藪は知 念の頭にポンッと手を乗せる。
知 念「うん…。」
小さく頷く。
藪「伊野尾なら大丈夫だ。明日には動ける。」
薔薇を開花させたら、強大な力を得る代わりに、開花後に薔薇の棘で全身を蝕まれる。
その薔薇の棘の痛みは開花の度合いで強弱はあるものの、想像を絶するものがある。
裕翔「もう少し海の方、行ってみようぜ。」
裕翔の好奇心に満ちた声が、みんなを呼ぶ。
当初と思い描いた場所とは違うようだが、この場所はこの場所でいいところだと獣たちは思った。
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yamahituji405(プロフ) - 私さん、コメントありがとうございます！こんな内容ですが、作者はけっこう真剣に頑張って書いています💦なので、本当に嬉しいです。 (9月10日 12時) (
レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
私(プロフ) - すごく楽しみに読んでいるので書いてくださると嬉しいです、、 (9月10日 9時) (レス) @page25 id: 5567290ecb (このIDを非表示/違反報告)
yamahituji405(プロフ) - なななさん、コメント、本当にありがとうございます！まさかまさかの事態に手が止まり悩んでいました。励みになりますm(_ _)m (9月10日 8時) (レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 私は可能なら続きが読みたいです。ここじゃなくても良いので... (9月10日 2時) (レス) id: ecedb3883c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サツキ | 作成日時：2023年8月23日 14時
