【真波山岳】坂道くんの姉は箱学自転車部の女子マネでした！〜2〜

番外編 メリークリスマス ページ8

今は寒くて寒くてこたつから出られない冬。


いつもだったら寒いだけで何のメリットもない冬の日だが、今日は違う。


｢わーい！ クリスマスだー！｣


真｢子供っぽいねー、Aは。俺なんか今まで忘れてましたよ｣←コレ作者


｢えー、こんな特別な日なのにー！｣



真｢別にー。寒いのやだし｣


｢私もいつもだったら嫌だけどクリスマスだから！ ほら、いつも寒くて絶望的な顔してる新開さんだってウキウキしてるよ！｣


私が指を指した先にいる新開さんは楽しそうにウサ吉に餌をあげている。


真｢いや、ウサ吉に餌あげてるときと自転車乗ってるときあんな感じでしょ、いつも｣



｢もー、山岳は夢がないなー。こういう時くらいはしゃげばいいじゃない！ 山岳はふわふわしてるようで意外と大人っぽいんだから｣



真｢そうですか？ あー、今日の夕方というか、夜というか……空いてます？｣



｢うん。どうせまたプリントの箱根山やらせられるんでしょー？ 暇だから行ってあげるけど自分でやりなよー？｣


真｢まあ、うん。じゃあ俺の家に！｣



｢わかった！｣





*



帰り道



私は山岳と山岳の家に向かっていた。


すっかり山岳は先に帰ったものだと思ったら、冬のくらい時にかわいいAを一人で歩かせられない、とか言って待っていてくれた。


これぞNo.1彼氏。




でもこういう優しさがあるならプリントくらい一人でやってほしい、とか思っていると、山岳の家に着いた。




ガチャ



ドアをあけると……




｢｢｢メリークリスマス!!｣｣｣



そこには、自転車競技部インターハイメンバーがいた。



しかもパーティーぽく飾り付けしてあるし……。



真｢あはは！ 何そんな驚いた顔してるのA！｣


｢え!? だってプリントの箱根山やらされると思ったから｣



真｢いやいやー、俺そんなこと言いましたっけ？ 俺、朝から楽しみで顔がにやけちゃって隠すの大変でしたよ！ 新開さんもすっごいウキウキしてたから誤魔化すの大変だったんですよ！｣


新｢あはは、悪かったな真波。ホラ、幸せそうなAちゃんと真波が見られると思ったら楽しみでしょうがなくて！｣


東｢いいや、隼人。お前は絶対食べ物目当てだ!!｣


新｢あはは、バレたか｣


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文字数で一旦切りますが続きます

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