山口の双子の妹は月島に恋をする【ハイキュー】

五月蠅 ページ44

【環side】

＿＿＿
放課後になり、IH後最初の部活。

「3年生来ねえな…」

特に翔はずっとそわそわしている。

潔子先輩は変わらないって言ってたけど…

実際の所、分からないからなあ…

皆がそわそわしながら3年生を待っている。

すると、体育館に3年生が入ってきた。

翔が駆け寄ると、スガさんがびっくりした後、

「行くぞ春高」

そう言って笑みを浮かべた。

「「「おっしゃああぁ!!」」」

＿＿＿
烏養さんもやって来て集合する。

「＿で今日のIH予選決勝

優勝は白鳥沢

準優勝は青城だ」

白鳥沢に勝てない青城に、勝てない私達…

県内でさえ青城より上がいる…

そして、次の目標は春高

「…………昔烏野が一度だけ行った舞台だ

もう一度 あそこへ行く。

東京 オレンジコートだ」

「うおっ」

「「「しゃあああ!!!」」」

西谷さんを持ち上げて遊んでいる田中さんを止めようとしていると、大きな音を立てて武田先生が体育館に入ってきた。

「先生!?」

「大丈夫か!?」

階段の所で転んでいる武田先生をみんな心配する。

救急箱持ってこよう

「行きますよね!?」

「!?どこに!?」

「鼻血出てます！」

「東京!!」

「東京!?

東京ってもしかして音駒ですか!?」

「先生、ティッシュです、先に止めてください」

「あ、ありがとう山口さん」

「いいえ」


武田先生によると、梟谷学園グループというグループで、その合同練習試合に烏野も参加させて貰えることになったらしい。

「あのセットアップ…

また間近で見れんのか」

「飛雄怖いよその顔」

「今度は俺が護り勝ァァつ!!」

「うぉおお!!

シティボーイ連合に殴り込みじゃあああ!!!」

「シティボーイ…」

「連合…!!」

「ふふっ」

「今度は絶対!!

ブチ抜いてやる…!!」

喧々囂々(けんけんごうごう)…

「…取り敢えず皆の意思は＿」

「勿論」

「「「行きます!!」」」

＿＿＿
そして、潔子先輩とスポドリを作っている最中に、昼に話していた相談の話になった。

「…新しいマネージャーですか？」

「うん。

もう既に環ちゃんがいてくれているけど、

春高が終わったら勝っても負けても私達は引退だから、

環ちゃん1人だけでしょ。

環ちゃんがいざ出れないっていう状況になった時の為に

誰かもう1人いてくれた方がいいかなって。」

潔子先輩、そこまで考えてくれてたんだ…


「分かりました。

探してみます。」

「本当に!?

ありがとう！」

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