叫ビ声 ページ43
【環side】
沙弥に体育館へ行ってくると断りを入れた私は、おそらく体育館にいるであろう翔と飛雄の様子を見にきていた。
「ったらァァア」
すると急に翔の叫び声が聞こえた。
「んがあぁああ
んに゛ゃあああああ」
「があぁああ」
翔に続いて飛雄の叫び声まで聞こえてきた。
そして体育館に向かおうとすると、部室棟から出てきた潔子先輩に会った。
「あ、潔子先輩こんにちは」
「環ちゃんはなんでこんな所に?」
「多分体育館にいるであろうあの馬鹿2人を見に。」
潔子先輩が苦笑いをする。
「先輩もなぜここに?」
「部室にいたら叫び声が聞こえて。」
私も苦笑いをする。
「時間 無い
止まってる暇 無い」
「でもお昼はちゃんと食べなさい」
「そうだよ」
「!?きっさっしっみず先輩…!!
それに環!!」
「あとあんまり奇声を発しない様に。
部室まで聞こえてた」
「また教頭先生から何か言われるかもよ」
「ハッ!!!フィ!!!」
翔は潔子先輩に緊張しているのかどこか落ち着かない。
「あっあの!」
「なに?」
「3年生は_3年生は残りますよね…??
キャプテンは春高行くって
東京のでかい体育館で戦うって言ったの
変わらないですよね!?」
「うん 変わらない」
「!!!ありがとうございます!!失礼します!!
影山飯食うべ!!」
「ちわっす」
「おつかれ」
「よかった、3年生とまだ一緒に部活出来るんですね!」
「うん、もちろん」
「嬉しいです、頑張りましょ」
言い合いをする翔と飛雄を横目に、潔子先輩と話す。
「環ちゃん」
「どうしたんですか?」
「相談したいことがあるんだけど…」
潔子先輩が話を切り出したと思ったら、とても真剣な顔で相談を持ち掛けられた。
「!分かりました。
でも私もまだお昼食べてないので
今日の部活の時でもいいですか?」
「大丈夫だよ、私もまだだから」
___
皆と話終わり、教室に戻ると既に沙弥と蛍と忠がご飯を食べていた。
3人によると私達の力関係で1番上なのは私らしい。
……なんで?
「ねえねえ、今度4人でどっか行こうよ!」
唐突に沙弥が切り出す。
「いいねそれ!ツッキーも行くよね?」
「えー…」
「やっぱ月島君は環と2人で行きたいかぁ…」
「うるさい」
「私蛍と2人でどっかまた行きたかったんだけどな…」
「いいよ、行こ」
「やったー!」
「ねえ!うちらを無視しないで!」
「そうだよ!」
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マーマレーど(プロフ) - 調べてきました!URLにして頂いたら恐らく本編にも載せられるかと…URLで送って頂いてよろしいですか?そもそも本編の方載せちゃって大丈夫ですか? (2021年6月8日 20時) (レス) id: 2d58241e23 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレーど(プロフ) - ありがとうございます!嬉しいです! (2021年6月8日 19時) (レス) id: 2d58241e23 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーメロディー - それと、夢主ちゃんの絵を書いてみたんですが...どうゆう風に画像って載せるんですか? (2021年6月8日 13時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーメロディー - 初コメ失礼します!とても面白いです!応援しています!頑張ってくださいq(*・ω・*)pファイトデス! (2021年6月8日 13時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マーマレーど | 作成日時:2021年5月6日 18時