山口の双子の妹は月島に恋をする【ハイキュー】

昼御飯 ページ42

【忠side】

＿＿＿
6月3日月曜日

IH宮城県予選3日目

お昼のチャイムが鳴って、俺はツッキーにご飯食べようと声をかけていた。

「あれ？深田、環は？」

いつも深田と環と俺たちの4人でお昼を食べているのだが、今日は環がなぜかいなかった。

疑問に思ったツッキーが深田に聞く。

「環なら『今日ちょっと体育館行ってくるから先食べてて』って言って行っちゃった」

「あの馬鹿2人を見に行ったのかもね」

「あー…」


今はとりあえず机を近づけて3人で食べている。

「あっそういえばね、」

俺が話を切り出す。

「昨日家で環が泣いてた」

「「ちょっとその話詳しく」」

環と仲がいい2人には話しておきたいと思っていたので環がいないのは助かった。

俺は昨日のことの詳細と、泣いていたことを俺に隠そうとしていた事などを伝えた。


「そういえば昨日ご飯食べたときも環泣いてなかったね」

「だよね」

「そうなの？

なんやかんやで環分かりやすいと思うんだけどね」

「昨日俺がサーブ練行くときにも先帰るってすごい悲しそうな悔しそうな顔して言って帰ってったよ」

「「ふーん……」」


「それにしても2人ともこの話の食いつきがすごいね」

「うんうん、さすが環にゾッコンの月島君だね」

「深田もじゃない？」

「うるさい深田」

「ごめんツッキー！」

「俺の真似するな！」

「うるさい山口」

「「ごめんツッキー！」」


そんな言い合いを延々としているうちに、環が帰ってきた。

「あの馬鹿2人はどうだったの？」

「体育館で叫んでた」

「まったく何してるんだか」

「うちもその2人会ってみたいなあ」

「じゃあ今度紹介するね」

「ホント？ありがとう環！」

「…チビと王様の何がいいんだか」

「蛍、あんまり人のこと悪く言っちゃダメだよ」

「分かった、ごめん環」

「月島君が謝った！！！」

「何、僕は謝っちゃいけないわけ？」

「悪いことしたらちゃんと謝らないとダメだよ」

「うちらの力関係が環→月島君→山口君・うちな気がしてきた」

「一番上私なの？」

「「「うん」」」

「なんでさ」

「でも深田より俺の方が上では？」

「いやうちでしょ」

「どっちでもいいよ」


ーーー
深田は環ちゃんの友達の深田沙弥ちゃんです

蛍・忠→沙弥：深田
沙弥→蛍・忠：名字＋君
環⇄沙弥：名前呼び捨て

です。

結構この後でてきます。

叫ビ声→←筋繊維

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