山口の双子の妹は月島に恋をする【ハイキュー】

鉄ノ壁 ページ33

【環side】

＿＿＿
試合が始まり1セット目の序盤。
早速翔の速攻がブロックされる。
これで得点は3:2でリードは1点だ。

烏野の試合を見ている青城の監督さんが言う。
「＿高く 速く 更には広い壁
まさに "鉄壁"か」

しかしローテが回り次のサーブは相手チーム
田中さんが綺麗に上げると、
影山は日向にトスを上げる

さすがにトスを見て飛ぶリードブロックではあのバケモノ速攻には追いつくことは出来ない。

その途端会場が沸く。
「「「なんだ今のォォォ!!?」」」
主審も烏野側の得点だと示す。

「っしゃあああ!!!」
「っシ!!!」
翔と飛雄もガッツポーズをして喜ぶ。

そして7:5で2点リードの時、蛍がサーブになり翔がまた前衛に回って来た。
しかし相手に点を取られ7番さんも前衛。

だが翔はブロックを置き去りにしてまた速攻を打つ。

10番を止めなければと相手が思う程、そして翔が目立つ程、相手のブロックは目がくらんで他のWSの攻撃が決まる…

頑張れみんな


＿＿＿
1セット目中盤。
「良かった 男子の2回戦まだやってる！」
女バレと思わしき烏野の先輩方がやってきた。
女子の方の試合は終わったのだろうか
「すごい 伊達工に勝ってる…！」

それに続いて町内会チームに居た嶋田さんと滝ノ上さんもやってくる。


翔の速攻を見て女バレの方々は驚いている。
「フフ…」
「お前がドヤ顔すんなよ」
「そうですよ」
「「わっ！」」
「すみません、驚かせちゃいましたか？」
「あ、君烏野のマネージャーの子？」
「はい、山口環です」
嶋田さんからの質問に答える。
「山口って…忠と兄弟？」
「忠って、この前言ってたお前の弟子？」
「双子です」
「へー、そうなんだ！」
「私も環でいいですよ」
二人に名前呼びでいいという旨を伝えると二人からは環さんと呼ばれることになった。


遂に翔のあの速攻が7番さんに捕まった。
「おいおいおい伊達工のブロックヤベえな」
滝ノ上さんが言う。
「今の相当テンション上がったろうな伊達工(むこう)…」
「ああいうブロックは"流れ"を呼び込むからな…
次の一本でらきっちり切らねえと＿
伊達工が波に乗っちまうぞ…！」

翔のオープンはまた止められる。
しかし西谷さんがブロックフォローした。

「持って来ォォい!!」
翔が叫ぶ。

「「10番!!!」」

翔に上がると思わせての東峰さんのバックアタック…
「あれは＿ 音駒がやってた"パイプ"…!!」

東峰さんのスパイクは綺麗に決まり、流れが向こうに行くことは阻止された。

指揮者→←伊達工

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