守護神 ページ17
【環side】
「お前らこんなとこで何してんの」
菅原さんが聞いてくる。
「あっえっと」
「この前入った1年の日向と影山、環さん」
「おお!1年かあ」
「「ちわっす!」」
「こんにちは」
「おース
今年何人?」
「環さん含めて5人 多くはないけど皆有望株だよ
環さんはマネ」
「そうかあ がんばれよ」
「えっ 一緒にがんばらないんですか?
おれエースになりたいから本物のエース ナマで見たいです!」
「じゃあレシーブもサーブもそんなぐずぐずじゃだめでしょ」「ゲッ」
旭さんは少し考えた後「俺はエースじゃないよ」と言って進路指導に行ってしまった。
____
その後の部活、練習中に武田先生がやってきて集合がかかった。
彼が言うにはGW合宿の最終日に過去の因縁の相手『音駒高校』と練習試合があるらしい。
「よし!せっかくの練習試合無駄にしないように練習も合宿も気合い入れんぞ!!」
「「「オース!!」」」
「東京かああ…!シティボーイめええ けちょんけちょんにしてやるんだぜええ…!」
「シティボーイってプッ」
「シティボーイってねフフッ」
「うるせえ月島ァてめえオラァ
環さんもだぞ笑うなァ」
バレたか
____
翌日の昼休み、私達は再び3年3組の教室に来ていた。
翔が旭さんに言う。
「だから皆ー
アサヒさんを”エース”って呼ぶんだ」
翔は”最強の囮”だけど、それ以上にずっと前から”エース”に憧れていたんだ。
それでいて『自分がエースになることは出来ない』と思っている。
チャイムが鳴る。もうすぐ次の授業が始まる。
「…時間だ戻るぞ日向」
「〜〜〜」
「早く来いアホ遅刻するっ」
「授業遅れたら責任取ってくれんの?」
飛雄が翔の後頭部を叩いたので私も軽めに叩いておく。
帰り際、飛雄が何かを旭さんに言っていた。距離があったので何を言っていたのかまでは分からなかったが。
この流れで何も言わないのは少し変な気がしたので私も声をかけておく。
「私は選手でも監督でも無いただのマネージャーですから大したことは言えませんけど、
かなり追い詰められてメンタルが折れるのもミスをしてしまうのも正直言ってしょうがないですよ
機械でも無い限りメンタル鋼だとしても落ち込みますし凹みます
でも、それをずっと引きずっているのはだめでは無いですか?
早く来て下さいね ”守護神”も待ってますよ」
旭さんは目を丸くしている。
2人の所へ戻ると彼らに冷やかされた。
「君たちも似たようなこと言ってたくせに」
そう言うと黙った
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マーマレーど(プロフ) - 調べてきました!URLにして頂いたら恐らく本編にも載せられるかと…URLで送って頂いてよろしいですか?そもそも本編の方載せちゃって大丈夫ですか? (2021年6月8日 20時) (レス) id: 2d58241e23 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレーど(プロフ) - ありがとうございます!嬉しいです! (2021年6月8日 19時) (レス) id: 2d58241e23 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーメロディー - それと、夢主ちゃんの絵を書いてみたんですが...どうゆう風に画像って載せるんですか? (2021年6月8日 13時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーメロディー - 初コメ失礼します!とても面白いです!応援しています!頑張ってくださいq(*・ω・*)pファイトデス! (2021年6月8日 13時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マーマレーど | 作成日時:2021年5月6日 18時