山口の双子の妹は月島に恋をする【ハイキュー】

副主将 ページ13

【環side】

＿＿＿＿
体育館で潔子先輩と確認をしていると、青城の３年生らしき先輩が声をかけてきた。
「すみません、烏野のマネの方ですよね？」
「はい、そうですが…」
「青城の副主将の岩泉です。青城の方マネいなくて…いつもは２軍の１年達にやらせているんですが…
彼らも選手なので、記録とかスポドリとかお願いしてもいいですか？」
「わかりました、私が行きますね。それと、私１年なので敬語要らないです」
「分かった、じゃあよろしくな！」
「じゃあ潔子先輩、行ってきます」
「うん、気をつけてね
何かされそうになったら誰か呼ぶんだよ？」
「大丈夫ですよ、私が何かされるなんて事ありえないです」
(いや、環ちゃん自分で思ってるよりも美女だからなあ By.清水)

＿＿＿＿
試合前の集合の時に自己紹介させてもらう。
「青城の手伝いに来ました、烏野１年山口環です。
双子の兄がいるので環って呼んで下さい。よろしくお願いします」
「「「シアース」」」

＿＿＿＿
日向が緊張でミスばっかりの第一セットの最後は日向が影山に後頭部サーブを打って終わった。

〜〜〜
「…ぶオハーッ!!うオイ後頭部大丈夫か!!!」
「ナイス後頭部!!」
「どんまーい日向！影山もねえ！ﾌﾌｯ」
「!?煽るのもダメだっつーの!!」
「ヤメロお前らっ環さんもだぞ！」
「はーい、ﾌﾌｯ」
〜〜〜

しかし田中さんの一言によって過度な緊張も無くなり顔色も調子も良くなったようだ。
第二セットは烏野が３点差をつけて終わった。

第三セットが始まろうというとき、
「アララッ１セット取られちゃったんですか！」
「！おお！戻ったのか！足はどうだった！」
「バッチリです！もう通常の練習イケます！軽い捻挫でしたしね」
「「「及川さ〜〜〜ん!!」」」
彼は及川さんというらしい。
それにしてもすごい声援だ。
「あっ君可愛いね〜！烏野のマネちゃんかな？名前なんていうの〜？及川さんとどっかデートしない？」
「えっ？嫌ですけど」
「え？」
「人を容姿だけで決めつけるとかやめて下さい
第一、まだ出会ってすぐなのに自分が名乗らずに名前を聞く時点で失礼だと思いませんか
しかもまだ答えてないのにデートに誘うとか何なんですか？
その上話聞いていたら正セッターで主将何ですよね？
いくら病院に行っていたとはいえ練習試合なんですからもう少しきちんと謝ったらどうです？」
「ウッ…」
「そうだぞ及川、遅れたクセして何ナンパしてんだ」
…及川さんよりも岩泉さんの方が主将なんじゃ無いの？

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