山口の双子の妹は月島に恋をする【ハイキュー】

一目惚 ページ2

【月島side】

烏野高校入学式前日、山口からメールが来た｡

忠明日俺の双子紹介したいんだけどいい?
蛍ああ、前に言ってた妹?別にいいけど
忠同じ小学校だったんだけど、ツッキー同じクラスなったこと無かったから知らないんじゃない?
蛍うん、知らない

小学校がマンモス校だったからというのが大きいと思うが｡

蛍名前は?なんていうんだっけ?
忠環だよ、めっちゃ可愛いけどちょっと冷たい
蛍ふーん

翌日の朝、教室で音楽を聞いていると、山口が声を掛けて来た｡

「ツッキー、おはよう！」
「うるさい山口」

そう言ってヘッドホンを外し山口の方を見る｡
女の子が後ろに立っている。あの子が山口さんか？

「ツッキー、この子が俺の双子の妹の環！」
「ドーモ」

初対面にしては素っ気ない返事だったか？
彼女は山口と同じだが少し緑が濃くかかっている黒髪で、山口と同じ黒目｡
アホ毛も同じ場所にあり、違う点といえばそばかすがないことと、長い髪を下ろしているという事位か｡
確かに山口が可愛いというのも頷ける｡

「ドーモ、山口環です」

彼女は笑顔で僕に話しかける｡


＿＿＿その笑顔に僕は一目惚れをした｡


悟られないように、会話を続ける｡

「月島蛍です」

また素っ気なくなってしまった｡

「2人とも部活はどうする？」
「僕は男子バレー部入るつもり」
「俺もそのつもりだよ！」
「私はまだ決めてない、中学は帰宅部だったし」
「じゃあさ、環、男子バレー部のマネージャーやってよ！」

……

え？？

「私バレー授業でちょっとやったくらいだしルールも何もわかんないよ？」
「そういえば募集の紙、掲示板に貼ってあったよ」
「さすがツッキー！お願い、環にやって欲しい！」

彼女はまだ迷っている様だ｡
確かにマネージャーといえども高校の部活なんだからすぐに決められるようなものでもないよな｡

「山口もこんなに頼んでるわけだしやってあげたら？山口サン」


「……はぁ、分かったよ」
「ありがとう環！」
「それから月島君、山口さんって呼ばれるのなれてないし忠と混ざるから嫌じゃなければ環でいいよ」
「僕も月島がいい」
「じゃあツッキーで」
「……じゃあ環さんで」

……ツッキーかよ

ーーー
こんにちは、あおです！
昨日投稿したばっかなのに読んでくださってる人
意外といらっしゃるようで嬉しいです｡
評価･コメントお願いします。

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