初対面 ページ1
【環side】
烏野高校始業式前日、兄の忠が紹介したい友達がいると言ってきた。
小学校の頃私が学校を休んだ日に初めて会ったらしい。
彼と私が同じクラスになったことはないらしい。
兄が言うには一見冷たいが、自分が荷物を持たされそうになっていた時に助けてくれただとか。
……
「って、また私がいないからって荷物持たされそうになったの?なんで?もっとしゃんとしなよ忠」
「環が前に正論言ってからは環といるときには何もないんだけどさ、」
「私がいない時に「妹いないと何も言えないんだな」「妹に頼りっきりの兄とか恥ずかしい」とか言われる」
「……ハイソウデス」
「私がいなくても自分で言い返せるようになりなよ、いつまでもそのままだよ」
「……ゼンショシマス」
忠は私の目の前で正座している
「で、なんで今更?」
「俺達と環中学別だったじゃん。その友達烏野行くんだってさ。俺も環も烏野だから始業式の日にでも会って欲しくて」
「……分かった」
「ホント?じゃあ、多分俺と環別のクラスだと思うから始業式終わったら環のクラスに友達連れていくから待っててね」
「うん」
「あ、その友達の名前って?」
「月島蛍だよ、俺はツッキーって呼んでる」
「ふーん」
確かに同じクラスになったことはない。
今日の分の高校範囲の予習も終わったし、明日に向けて今日はもう寝よう。
翌日の朝、母におはようと告げた後、顔を洗い新品の制服に腕を通す。
家の柔軟剤とは別の香りに落ち着かない。
まだ起きていない忠を起こし、朝ご飯を食べる。
「「行ってきます」」
母に別れを告げ学校へ向かう。
中学は時間も違ったから新鮮だ。
学校に着き、クラスは何組か見に行く。
「あ」
「あ、環と一緒で4組だ、珍しいね」
「そうだね、双子だから小学校では別だったしね」
「ツッキーも4組っぽいよ」
「じゃあ始業式の後でなくても良さそうだね」
教室に入ると金髪の人がいる。染めてるのかな
下を向いてヘッドホンをしているから顔は見えないけど
え、忠が話しかけに行ってる
もしかしてあの金髪がツッキー?
「ツッキー、おはよう!」
「うるさい山口」
ああ、ツッキー、同じ匂いを感じるよ
「ツッキー、この子が俺の双子の妹の環!」
「ドーモ」
トクン
あ、カッコイイ
「ドーモ、山口環です」
悟られないように笑顔を作る
……これが一目惚れ?
ーーー
こんにちは、あおです!
作るの初めてです。
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マーマレーど(プロフ) - 調べてきました!URLにして頂いたら恐らく本編にも載せられるかと…URLで送って頂いてよろしいですか?そもそも本編の方載せちゃって大丈夫ですか? (2021年6月8日 20時) (レス) id: 2d58241e23 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレーど(プロフ) - ありがとうございます!嬉しいです! (2021年6月8日 19時) (レス) id: 2d58241e23 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーメロディー - それと、夢主ちゃんの絵を書いてみたんですが...どうゆう風に画像って載せるんですか? (2021年6月8日 13時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーメロディー - 初コメ失礼します!とても面白いです!応援しています!頑張ってくださいq(*・ω・*)pファイトデス! (2021年6月8日 13時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マーマレーど | 作成日時:2021年5月6日 18時